国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和4年5月12日(木)11:05~11:08

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件につきましては、協調型自動運転システムへの情報提供等の在り方に関する検討会の開催などがございました。以上でございます。

問  大臣に1点お尋ねします。高齢運転者対策を柱とする改正道交法が明日13日に施行されます。運転技能検査、それから、サポートカー限定免許等が導入されるわけですが、今回の改正の意義、それから、施行に当たっての警察の対応についてお願いします。

答 (大臣)令和2年に成立いたしました改正道路交通法、御指摘のありました運転技能検査やサポートカー限定免許の導入等については、明日から施行されることになるわけでございます。
 この改正は、高齢運転者による事故が非常に多発しておりまして、そういう厳しい状況を踏まえて、高齢運転者による交通事故防止を一層推進するために、その対策の充実・強化を、まず図るものであります。75歳以上で一定の違反歴のある方は、免許証更新時に運転技能検査を受けていただく、また、運転に不安を感じる方などからの申請により、サポートカーに限定する条件を免許に付与するということなどを内容としております。
 今後とも、この新制度の内容について、引き続き国民に対して広く周知するとともに、新制度を円滑に運用するよう各都道府県警察を指導するなど、高齢運転者による交通事故防止に、一層、警察庁として取り組んでまいりたいと、このように思っております。
 ちなみに、私も75歳以上でございますが、先立って、認知機能検査の通知が来ましたが、私は高齢者でございますから、もうこれ以上事故を起こしてはいけませんので、返上して運転免許は取り止めると、こういうことにいたしました。

問  自主返納されたわけですか。

答 (大臣)認知機能検査の通知には返事しませんでしたから、当然、私は、自動的に運転免許が更新されないということです。範を垂れるわけです。

問  運転はされていたのですか。

答 (大臣)3、4年ほど前まではしましたが、あの池袋の悲惨な交通事故を見まして、家内と相談して止めようということになりました。私も都会に住んでおりますから、市バスもあるし、地下鉄もあるし、タクシーは頻繁に走っておりますし、そういうことでございます。