国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 令和4年5月19日(木)11:05~11:09

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件につきましては、日米豪印首脳会合、クアッドの開催に伴う警護警備などがございました。私からは以上でございます。

問  大臣にお伺いいたします。24日に開かれるクアッドの開催に向けた警備について、警察としての取組と計画についてお聞かせください。

答 (大臣)今回の日米豪印首脳会合に伴う各国首脳の来日につきましては、今、非常に国際的にも注目を集めるものでございまして、各国首脳の身辺の安全の確保等、警察として治安責任を果たすことが非常に大きく求められているところでございます。
 現下の厳しい国際情勢を踏まえて、警察庁では、警備局長を長とする「日米豪印首脳会合開催に伴う警護警備対策室」を設置いたしまして、各国首脳来日に伴う警備措置の万全を期するために、諸対策を推進しているところでございます。
 また、警視庁におきましては、最大時約1万8,000人を動員して、日米豪印首脳会合に伴う警備に万全を期することといたしております。
 各種警戒強化のために、国民の皆様には御負担をおかけいたしますけれども、是非とも御理解と御協力をお願い申し上げたいと、このように思っております。

問  長官にお尋ねします。山梨県のキャンプ場で女児が行方不明になっていた事案についてですが、最近、山中で見つかった骨のDNA鑑定の結果、千葉県の小倉美咲さんと判断されたということです。県警は亡くなられたと判断しているとのことですが、この事案への警察の対応についてお願いします。

答 (長官)お尋ねのございました事案につきましては、令和元年9月、山梨県道志村のキャンプ場において、当時7歳の小倉美咲さんが行方不明となっていたところ、本年4月以降付近の山中から人骨等が発見されまして、山梨県警においてDNA型鑑定を行った結果等から、死亡されているものと判断したものでございます。
 改めて、御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の方々にお悔やみを申し上げる次第でございます。
 山梨県警におきましては、行方不明となった当時、管轄署の大月警察署はもとより機動隊、航空隊等も投入しつつ、また、地元の消防団・ボランティア、自衛隊等の関係機関・団体の方々の協力も得ながら、現地の地形等を勘案して必要な捜索を実施するとともに、その後も捜索活動、あるいは情報提供の呼び掛けなど発見に向けた活動を行ってきたものと承知をいたしております。
 さらに、山梨県警察において、本年4月に入って人骨が発見されて以降も、捜索活動を継続して行っているところでございまして、引き続き、事件・事故の両面から、事案の真相解明に向けて全力を挙げて取り組んでいくものと承知をいたしております。