国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和4年7月12日(火)10:46~10:52

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要   この度、選挙遊説中の安倍元首相が銃撃を受け、亡くなられたという重大な結果につきまして、要人の警護警備に責任を有する警察を所管する大臣として、非常に重く受け止めております。
 警察庁からは、このような重大な結果を招いたことを踏まえれば、地元警察における現場での対応のみならず、全国警察を指導する立場にある警察庁の関与の在り方も含め、今回の警護警備には問題があったと認識をしている、との報告を受けております。
 私からは、警察庁に対し、警護警備に関する検証・見直しのための体制を立ち上げるよう指示したところであります。また、本日、当該体制等について警察庁から報告を受けるため、臨時の国家公安委員会を開くことといたしました。私からは以上でございます。

問   先ほど大臣の方からもありましたが、安倍元総理が射殺された事件、国家公安委員長は本部長の任命権など全国の警察を指導する立場にもありますが、改めまして、現状の受け止めと、今後の対応・対策、そして、御自身の進退を含めた責任について、どのようにお考えなのか、見解をお願いいたします。

答  選挙遊説中の安倍元首相が銃撃を受けまして、亡くなられたという重大な結果につきましては、要人の警護警備に責任を持つ警察を所管する大臣として、非常に重く受け止めております。
 したがいまして、私からは、警察庁に対しまして、警護警備に関する検証・見直しのための体制を立ち上げるよう指示したところでございます。本日開催する臨時の国家公安委員会におきまして、警察庁から報告を聴取したいと、このように考えております。
 警察を管理する国家公安委員会として、このような重大な事案が二度と起こることのないよう、しっかりとした検証を行って、警護警備の強化に向けた見直しを図るよう、警察庁を指導してまいりたいと、このように思っております。
 なお、進退についてどのように考えるかという御質問でございますが、国家公安委員会を代表する立場として、まずは、警察庁が重大な結果を招いた今回の警護警備の問題点を早急に洗い出して、具体的な対策を講じていくよう、指導していくことが、まずは重要であると認識しております。

問   検証のお話なのですが、二之湯大臣は岸田総理から、今回の警備の在り方の検証について、何らかの指示を受けられたのでしょうか。指示を受けたのであれば、いつ、どういった、総理からの指示があったのか教えてください。

答  検証についての指示は受けておりません。ただ、7月8日の事件の後、臨時の閣議がございまして、あと2日、残された2日間、選挙が速やかに実施できるように、警護警備に対する在り方、要警護対象者に対する一層の警護警備の強化をするようにという指示を受けましたが、検証については受けておりません。

問   先ほど、大臣は警察庁から問題があったと報告を受けたというふうなお話をされたかと思うのですが、大臣としては問題があったというふうにお考えかどうかというのが一つと、後は、検証見直しの対策を立ち上げるよう指示をされたということなのですが、これはいつ指示されたかということと、具体的にどのような検証を行うよう指示をされたかと、お答えできる範囲でお願いいたします。

答  指示した時期は、選挙終わってすぐ、直後でございます。具体的なことにつきましては、まだ、今後、検証委員会が立ち上がるということを、私、今発表したところでございますが、具体的にこれから時間をかけて、今回の事件の反省を踏まえて、どういう体制をとっていくのかということもまだ具体的に決まっておりません。