国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和4年8月5日(金)10:35~10:43

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問   旧統一教会について、大臣にお尋ねします。前回の会見のほうで「どういう教義をもって布教活動をしているかさっぱりわかりません」との御発言がありました。一方で、旧統一教会をめぐる霊感商法は、過去に社会問題にもなり刑事事件にも発展しています。
 警察を指導する国家公安委員長の発言として不適切だとの声も上がっていますが、大臣の受け止めをお願いいたします。

答  前回の私の会見の発言は、2018年のイベントに関わった当時そのような認識だったということです。
 この統一教会と密接な関係にある販売会社が行った霊感商法に関する事件は、平成22年を最後に、つまりは2010年ですか、それを最後に、警察としては事件検挙につながった被害届は、届出の把握はないわけです。それで10年以上経ったことですので、私としてはそういう認識だったということでございます。

問   今回の事件を契機に、旧統一教会については、弁護団や元信者の方などから、団体の様々な問題点を指摘する声が改めて上がっています。大臣は、警察として、この旧統一教会について動向に関心を持っていくべきだとお考えでしょうか。

答  警察といたしましては、違法行為があれば、それは法と証拠に基づいて適切に対処していかなければならないと思うわけでございますけれども、私が申し上げた以降、そういうことはございませんので、警察として、特別、そういうことについて、事件検挙につながった被害届の把握があれば別でございますけれども、動きがないということでございます。