国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和4年8月15日(月)15:11~15:19

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問   国家公安委員長に新しいモビリティの社会実証についてお尋ねいたします。電動キックボードのような新しいモビリティについて、道交法も改正されましたが、国民の世代間とか、立場による認識の差が大きくて、なかなかスムーズに進みそうにありません。国土交通にも詳しい大臣は、新しいモビリティについて、どのような印象を持って、どうしたら社会に円滑に受け入れられるとお考えでしょうか。御所見をお願いいたします。

答  電動キックボードなど新しい次世代モビリティ、自動運転も含んで、その実用化と言いますか、実現に向けてしっかり取り組むことは、国民の利便性を高めて、ひいては、我が国の今後の経済にも資するというふうに思っております。
 今、まだまだ国民の理解が、というお話がありましたが、必ずしもそうではないのではないかと思っています。例えば、私の選挙区の城(きの)崎(さき)温泉でも、電動キックボードについて、モデル的に取り組み、地域的な条件もあるでしょうが、なかなか評判が良いように聞いております。
 法的には、電動キックボードなどの新たなモビリティの交通ルールの整備とか、あるいは、限定地域における遠隔監視のみの無人自動運転移動サービスを念頭に置いた許可制度などにつきましては、本年4月に、それらを内容とする道交法の一部改正法が成立したところでありまして、まだ施行にはなってはおりませんが、しっかりと、その円滑な施行に向けた、いろんな関係方面、今、御指摘の国土交通省はもちろんでありますが、関係団体とも連携しながら、準備に万全を期すよう、警察を指導してまいりたいと思います。
 無人自動運転移動サービスというのは、今、御指摘がありましたように、国民の理解が十分に得ているかというと、まだまだこれからだという感じも持ってはおります。

問   お願いなのですが、記者クラブ以外のメディアというのは警察庁に入ることができません。そのため、毎回なのですが、大臣の新旧交代の時に、何がお話になられているのかということを最初に聞くことができないので、その辺のところを何とか是正していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

答  ここはそんなにきつくないということですかね、8号館の方は。警察の方は、立場上と言いますか、職務の性質から、規制がある、制約があるということは、ある意味ではやむを得ないというふうに思っています。ただ、そういう御指摘を踏まえながら、適切な情報の発信のために、どういうふうにすれば良いのかということについて、広報担当の方とよく話すように、また、私の方からもお伝えしておきます。