国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和4年9月8日(木)11:01~11:05

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、第52回全国白バイ安全運転競技大会の開催等がございました。以上です。

問  大臣にお伺いいたします。昨日全国警察本部長会議が開催されて、新たな警護要則に基づく運用等について都道府県警察に対して指示・説明がなされたと伺っております。安倍元総理の国葬儀も近づいている中で、昨日の本部長会議を踏まえて、改めて大臣の警護警備に関する所見をお伺いできればと思います。

答 (大臣)昨日臨時の全国警察本部長会議を開きまして、私からは、各警察本部長に対し、新たな警護要則の下で、管内の治安の最高責任者として任務を全うするとともに、安易な前例踏襲を排し、関連する諸情勢に的確に対応した警護を行うようお願いしました。
 また、警察庁長官等から、警護における警察庁との緊密な連携、警護に関する状況の確認及び必要な見直しの実施、警護に係る体制の強化等について、指示が行われたところであります。
 今月27日の安倍元総理の国葬儀はもとより、日々行われている警護も含め、全ての警護について新たな警護要則に基づく措置を現場においても確実に実施し、警護に万全を期すよう、警察を指導してまいりたいと思っております。

問  長官にお尋ねします。大阪府警福島警察署ですが、留置場で被疑者が自殺する事案がありました。この事案をめぐっては、被疑者が自殺を示唆する内容の便箋等の存在について府警が虚偽の説明を重ねていたということを昨日府警が認めております。この問題についての受け止め、対応についてお願いします。

答 (長官)今お尋ねの件でありますが、昨日大阪府警察が意図的に事実と異なる説明をしていた旨を明らかにしたと聞いております。事実とすれば誠に遺憾であると思います。
 当時の留置の状況等の事実関係については、大阪府警察において、現在もなお調査中であると承知しておりますが、今後、明らかとなった事実に即して、必要な措置がとられるものと考えております。
 いずれにしましても、被留置者の自殺防止等、留置施設内での事故防止については、管理業務の徹底を図るよう、引き続き各都道府県警察を指導してまいりたいと考えております。