国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和4年12月8日(木)12:35~12:38

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。本日は大臣が体調不良のため定例会議を途中退席されたため、私が記者会見を代理いたします。案件については、国家公安委員会・警察庁防災業務計画の修正等がございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。特殊詐欺の関係ですが、SOS47・特別防犯支援官の委嘱式が先日ありました。現状の特殊詐欺の情勢も踏まえまして、このSOS47の活動も含めて、広報啓発、情報発信をどう進めていくか、お考えをお願いします。

答 (長官)特殊詐欺でございますが、今年の10月末現在の暫定値で、認知件数が1万3,919件、被害総額が約280億8千万円と、いずれも前年同期に比べて増加しており、極めて深刻な情勢にあると考えております。
 令和元年6月の犯罪対策閣僚会議で決定していただきました「オレオレ詐欺等対策プラン」 に基づきまして、政府全体で特殊詐欺の被害防止に向けて取り組んでいるところであります。
 その中で、私ども警察庁の取組でありますが、杉良太郎特別防犯対策監をはじめ、幅広い世代の方々に高い発信力を有しておられる特別防犯支援官の皆様によるSOS47と共に、被害に遭いやすい高齢者に直接訴えかけていただくということはもちろんでありますが、家族の絆をいかして、子ども・孫世代から高齢者に対して注意を喚起していただいて、被害を防止するといったような訴えかけもしているところであります。
 具体的なことを申し上げますと、自宅の固定電話機として防犯機能の付いたものを設置していただくとか、あるいは、未登録の番号からの着信に対しては、意図的に注意喚起のメッセージを流すといったような機能があるもの、こういったものに切り替えていただくといったことを表明しているところであります。
 引き続き、SOS47の皆様と連携しながら、このような被害防止に資する具体的情報を発信して、より効果的な対策を講じていきたいと考えております。