国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和4年12月21日(水)14:31~14:35

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   先ほど、令和5年度警察庁予算に関し、財務大臣と折衝しまして、安全かつ快適な交通の確保に資する交通安全施設等の老朽化対策のうち、信号機の更新に必要な経費、38億円をお願いしたところ、御了承を頂きました。
 言うまでもなく信号機は、交通事故抑止に高い効果を発揮するものでございますし、視認性の確保や向上といった、信号機の機能の維持や高度化を図るということは、非常に重要であります。
 引き続き、交通の安全と円滑を確保するため、信号機をはじめとした交通安全施設等の計画的な整備に必要な対策を推進するよう、警察庁を指導してまいりたいと思います。

問  今回の折衝において、財務大臣とどのようなやり取りがありましたか。また、大臣折衝を終えての所感を、改めてお聞かせください。

答  私の方から必要性、特に、老朽化した信号機は見えにくいということで、大変危ないことから、是非LED化を進めてほしいと。信号機のLED化率は全国で66%と聞いていますが、地方の方が相対的に遅れているということで、その点の配慮をお願いし、財務大臣の方も「分かりました」と。38億円という金額も言っていただいたところであります。
 それと併せて、御存じのように、与党の政調会長も同席していますので、来年のG7の警備の方をしっかりお願いしたいという話も出たところであります。私としては、国民の安全と安心を守るために、必要な予算は何とかこれで確保できたかなと思っております。
 もともと概算要求で、交通安全施設等の整備は178億円要求しており、うち、6億6千万円が今月の補正で措置されたと。残りが171億4千万円ですが、それも全額、今回で38億円認められましたので、概算要求時点で財務省に要求していた金額は、満額確保できたと思っております。
 しっかりと、全国の信号機等、関連の施設にスムーズに行くように注視していきたいと思います。