国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和5年2月7日(火)9:39~9:43

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要  私の方から、昨日発生したトルコ共和国での地震災害における国際緊急援助隊派遣について申し上げたいと思います。
 まず、トルコ共和国を震源とする地震で亡くなられた方々に心よりお悔やみを申し上げたいと思います。
 昨夜、国際緊急援助隊救助チーム要員の第一陣として、警察からは警察職員3名、いずれも神奈川県警からでございますが、3名をトルコ共和国に派遣いたしました。また、速やかに第二陣として、警察職員20名、内訳として、警察庁3名、警視庁13名、神奈川県警2名、埼玉県警2名及び警備犬4頭を派遣することとしております。
 我が国の救助チームが一人でも多くの被災者を救助することを期待しているところであります。

問   一連の強盗の関係でお尋ねします。2019年の特殊詐欺事件で窃盗容疑等で逮捕状が出ている男4人のうち2人が、今日、日本に送還されることになります。
 一連の広域的・組織的な強盗事件の関与も指摘されておりますが、送還実現に向けてのこれまでの政府・警察としての対応、そして、今回の送還への受け止め、さらに、今後の対応方針についてお聞かせ願えればと思います。

答  国会でも色々やり取りがありましたが、日本政府といたしましては、フィリピン当局に対し、2019年11月以降、被疑者4名について順次、退去強制の要請を行ってきたところです。今般、改めて早期の退去強制を要請し、フィリピン当局において、積極的に対応いただけるものと承知しているところです。
 御指摘の被疑者2名につきましては、現在、日本への帰国に向けて、まさに警察において対応中であると聞いており、我が国で発生した特殊詐欺事件の捜査に関し、フィリピン当局の御協力に対して、感謝を申し上げたいと思います。
 引き続き、残る被疑者2名についての帰国に向けたフィリピン当局との調整を迅速に進めることとしております。
 一連の強盗等事件について、この4人が首謀したのかどうかも含めて、事件の全容解明に向けて、徹底した捜査を推進するよう、警察を指導してまいりたいと思っております。