国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和5年4月6日(木)11:25~11:28

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要   本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、自転車の防犯登録を行う者の指定に関する規則の一部を改正する規則案等でございました。以上です。

問  大臣にお尋ねします。自転車の関係について、4月1日から全ての人へのヘルメット着用の努力義務化が始まったところです。これは警察庁の調査も出ておりますが、まだまだ自転車でヘルメットを被る方は少ないのが現状ですが、今回努力義務化について、国民向けへのメッセージを含めまして大臣のお考えをお願いします。

答  交通事故全体は引き続き減少傾向で推移しておりますが、自転車関連事故は、令和3年以降増加に転じております。そうした中で、昨年、令和4年中に自転車乗用中に亡くなられた方の約半分の53%が頭部に致命傷を負っていたことがデータとして明らかになっております。  
 しかし、今御指摘のように、警察庁が本年2月から3月にかけて、全国から抽出した13都府県においてヘルメットの着用状況を調査した結果では、平均着用率は4%にとどまっております。私の兵庫県は最下位の方でございました。          
 4月1日から、全ての自転車利用者について、ヘルメットの着用が努力義務となったところでございますが、先ほどお話しましたように、ヘルメットは、命を守るために大変効果があることは間違いございませんので、自転車を利用する際には、御自身はもとより、御家族なり身近な方も含め、是非、着用していただきたいと思っております。          
 また、色々な機会にも警察の方で努力させたいと思いますし、また、色々なメディアの方も積極的に取り上げていただければ大変有り難いと思います。