国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和5年5月25日(木)11:58~12:01

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。谷委員長が欠席のため、私が記者会見を代理いたします。案件については、自由民主党和歌山県支部連合会演説会場における警護などがございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。G7広島サミットが終わったところですが、今回の警備は4月の和歌山で岸田総理への投てき事案もあり、万全の要人警護が求められたところです。それから、ウクライナのゼレンスキー大統領の来日もあり、一層緊張感の高まった対応だったかと思いますが、今回のサミット警備、どのように振り返られるか。得られた教訓・課題をどう生かしていくかという点も含めましてお考えをお願いします。

答 (長官)G7広島サミットにつきましては、国内外の要人の身辺の安全と行事の円滑な進行を確保することが、開催国の警察としての重要な責務であったわけでありますが、これを無事果たすことができたと認識しております。
 これも、地元の住民の方々や事業者の方々をはじめ、国民の皆様の警備への御理解と御協力をいただいたおかげであると考えております。改めまして心から御礼を申し上げたいと思います。
 御指摘の和歌山での事案を受けまして、警察官の配置の増強等によって警戒の強化を図ったところであります。ウクライナのゼレンスキー大統領の来日に伴う警備につきましても、予備部隊を運用するなどいたしまして万全の体制で臨んだところであります。
 本日の国家公安委員会定例会議におきましても、和歌山での投てき事案における警護の状況について引き続き御議論をいただきました。今回のサミット警備につきましても、何もなかったからと言って慢心することなく、警護要則に基づいてしっかりと振り返りを行い、今後の警備に生かしてまいりたいと考えております。