国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和5年6月15日(木)11:11~11:14

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、令和4年における山岳遭難及び水難の概況等などがございました。以上でございます。

問  大臣にお尋ねします。只今ありました昨年の山岳遭難、水難の状況がまとまったところですが、山岳遭難は件数、遭難者数とも過去最多となっています。これも含めまして今回の状況の特徴と、夏を前にしまして国民への注意の呼びかけも含めまして警察としての取組へのお考えをお願いします。

答 (大臣)令和4年中の山岳遭難につきましては、今ご指摘のように発生件数、遭難者数が前年より増加し、いずれも統計の残る昭和36年以降最多となっております。
 他方、水難については、発生件数が前年より減少しましたが、水難者数ともに、過去10年の平均値とほぼ同様となっております。
 例年と比較いたしまして、水難については、河川における水難者数が増加しているという特徴があるかと思っております。
 これから夏でございますが、山岳遭難、水難については、夏がやはり多いという傾向がございます。登山前には知識・体力・経験等に見合った計画の作成に、また、水辺ではライフジャケットの活用などに、十分注意をしていただきたいと思っております。
 警察には、引き続き、関係機関等と連携して、これらの注意喚起、広報啓発に努めるとともに、遭難・水難事故が残念ながら発生した場合には、迅速な捜索・救助活動に当たるよう指導してまいりたいと思います。