国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和5年7月28日(金)11:10~11:25

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要  本日の閣議において、「犯罪被害者白書」が決定されました。
 本白書では、令和3年3月に閣議決定された「第4次犯罪被害者等基本計画」の5つの重点課題に沿って章立てをし、同計画に盛り込まれた具体的施策の令和4年度中の進捗状況等を紹介しております。
 また、犯罪被害者等施策の一層の推進のため、本年6月開催の「犯罪被害者等施策推進会議」において今後実施することとされた取組についても掲載しております。
 多くの方々にこの白書を手に取っていただき、犯罪被害者の方々に対する理解と関心をより一層深めていただくとともに、社会全体で犯罪被害者の方々を支える気運の醸成が図られることを期待しております。
 他の警察関係でございますが、少年が「闇バイト」に安易に応募し、特殊詐欺や強盗等の重大な犯罪に加担してしまうことが大きな社会問題になっていることは御承知のとおりです。現在、社会的に「闇バイト」という用語が使用されておりますが、これはアルバイトなどではなく犯罪です。
 これを防ぐため、少年の健全育成に携わる方々が、「捨て駒」にされるその実態や危険性、悪質性を正確に把握して、具体的に少年に発信していただくことが大変重要であります。
 このような観点から、今般、警察庁において、都道府県警察で取り扱った事例等を取りまとめ、関係機関に配布するとともに、警察庁ホームページに掲載したところです。
 報道の皆様におかれましても、是非、本資料を参考として、少年が犯罪に加担する行為を踏みとどまるような情報発信に御協力を願えれば大変有り難いと思っております。