国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)
1 日時 令和5年8月29日(火)10:39~10:43
2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B
3 概要 おはようございます。私から冒頭1点申し上げます。警察のパンフレットの話であります。
痴漢は重大な犯罪で、個人の尊厳を踏みにじる行為であり、断じて許すことができないとの共通認識のもと、本年3月30日、内閣府、警察庁等の関係省庁の連名で「痴漢撲滅に向けた政策パッケージ」が取りまとめられました。
この政策パッケージを踏まえ、警察では、被害の申告・相談をしやすい環境の整備のための取組の一つとして、今般、
○ 被害者・目撃者の方にとっていただきたい行動
○ 被害の届出を受けた警察の対応
○ 通報・相談窓口の連絡先
を紹介したパンフレットを作成しました。
このパンフレットは、警察庁のウェブサイトに掲載するほか、都道府県警察が行う防犯教室や痴漢撲滅キャンペーン等の機会を通じて、駅や学校において配布する予定です。
引き続き、痴漢撲滅に向けた取組を更に推進してまいります。私からは以上でございます。
問 東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出をめぐって、中国からとみられる迷惑電話が相次いでいる問題についてお伺いします。これまでに警察で把握している同種事案の相談はどの程度ございますでしょうか。また、この問題に対する大臣の受け止めや警察の対応についてお伺いします。
答 中国国内からとみられる大変嫌な嫌がらせの電話については、8月24日のアルプス処理水の海洋放出以降、民間事業者あるいは店舗、一般の方から各地の警察に相談がなされているものと承知しています。
本件については、中国側に対し外交ルートで、中国国民に冷静な行動を呼びかける等、適切な対応を行うことを強く求めていると承知しております。
引き続き、関係機関と連携しながら、今後の情勢を注視するよう警察を指導してまいりたいと思います。
具体的な相談件数については、また、警察の事務方にお尋ねいただければというふうに思います。