国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和5年10月26日(木)11:20~11:23

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。松村委員長が欠席のため、私が記者会見を代理いたします。案件については、「警備業法施行規則の一部を改正する内閣府令案」等に対する意見の募集などがございました。以上です。

問  長官にお尋ねします。電動キックボードの関係ですが、電動キックボードによる交通事故、今年になってから、事故件数、負傷者の数とも、昨年1年間の数を既に超えたというふうに聞いております。7月から新しい制度が始まりまして、それ以降、違反の取締り件数も非常に増えております。こうした現状への受け止め、警察としての取組についてお考えをお願いします。

答 (長官)今お尋ねのいわゆる電動キックボードにつきましては、まずは、交通ルールの定着を図る、これが何よりも重要であろうというふうに考えております。
 今世の中にある電動キックボードにつきましては、二つ類型があろうかと思います。一つは、特定小型原動機付自転車として、自転車と同様の交通ルールが適用されて、運転免許を受けずに運転することができるもの。もう一つが、一般原動機付自転車等として、引き続き、歩道は通行できず、運転免許を受けて運転する必要があるもの。この二つであります。自分が使用する電動キックボードがどちらに当たるのかということを、まずは、理解をしていただく必要があるというふうに思います。
 あわせて、前者の特定小型原動機付自転車につきましては、自転車と同様の交通ルールが適用されるということでありますので、自転車自体についても、当然ながら、交通ルールの遵守を改めて徹底していく必要があるというふうに思います。
 一昨日の全国会議でも私から指示をしているところでありますけれども、自転車を含めて、関係機関・団体と連携した交通ルールの広報啓発・交通安全教育、そして、悪質・危険な交通違反、歩行者に危険を及ぼすおそれの高い交通違反に重点を置いた厳正な違反取締り、これを引き続き推進してまいりたいと考えております。