国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和5年11月2日(木)10:45~10:47

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  おはようございます。本日の国家公安委員会定例会議の状況について御報告申し上げます。案件につきましては、犯罪捜査規範の一部改正などがございました。本日は以上でございます。

問  大臣にお尋ねします。昨日ですが、特殊詐欺事件の被疑者の一斉公開捜査が行われました。今年で3年目になろうかと思いますが、過去の公開捜査では被疑者の検挙につながった例もありますが、今回の一斉公開捜査の狙いと国民への呼び掛けも含めましてお願いします。

答 (大臣)今回の一斉公開の狙いと国民の皆様へのメッセージということでよろしいでしょうか。まず、今朝3社ほどでございますが取り上げていただいて本当にありがとうございました。特殊詐欺につきましては、御存じのとおり、依然として深刻な情勢にあると思っております。被害総額が令和5年9月時点で300億円強でございます。大変深刻な状況にあると承知しております。その上で警察におきましては、特殊詐欺に深く関与する暴力団や匿名・流動型犯罪グループの取締りを強力に推進しているところでございます。
 今回の一斉公開捜査につきましては、この取締りの一環で行うものでございます。令和3年、4年につきましては、6名の検挙につながったと、昨年には、有り難い情報のお陰で検挙につながった事例もございます。
 被疑者の早期検挙と更なる被害の防止を図るためにも、国民の皆様には、是非広く情報提供をお願いをしたいと思っております。情報提供につきましては、最寄りの交番・派出所であったり、警察署、色んな形での御提供をいただければ大変有り難いと思っております。
 あわせまして、御自身が特殊詐欺の被害に遭わないように、防犯機能付きの電話機の設置でありますとか、相手の電話番号を表示するナンバー・ディスプレイ等の導入を通じまして、知らない番号の電話に出ないなどの被害防止対策もあわせてお願いを申し上げたいと思いますので、本日おいでの皆様方にも是非広く国民の皆様方に伝わるようにお願いできればと、私からもお願いを申し上げる次第です。以上でございます。