国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和5年12月19日(火)11:06~11:12

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要

問   悪質ホストクラブの問題についてお伺いしたいのですが、警察庁は11月16日に暴力団や「匿名・流動型犯罪グループ」が背後にいることも視野に入れて捜査を推進するように全国の警察に通達を出しました。通達後に各都道府県警が実施したホストクラブなどへの立入りや取締り状況や、立入りなどで把握した法令違反の状況についてお伺いできればと思います。

答  警察におきましては、これまで、違法行為につきまして、売春防止法であったり、職業安定法違反で検挙するなどの取組を行ってきたところでございます。先月の16日には、警察庁から各都道府県に対しまして、悪質なホストクラブに対する厳正な取締りの推進の指示をしたところでございます。
 これ以降、御指摘のように、今月15日までの間、東京、大阪、愛知、北海道等、少なくとも15以上の都道府県警におきまして、ホストクラブに対する立入りや、売掛金等に関する注意喚起を行っており、立入りに際しては、料金の表示が適切になされていなかった事案でありますとか、18歳未満の立入禁止の表示が適切になされていなかった事案などの法令違反が認められたところでございます。必要な指導を行ったものと承知しております。
 また、この間、ホストクラブに関しましては、無許可営業や客引きなどの検挙が行われているものと承知をいたしております。
 いずれにいたしましても、今後も引き続き、違法行為に対する捜査をはじめといたしまして、風営適正化法の遵守の徹底でありますとか、効果的な広報啓発・注意喚起など、関係機関と連携をして、各種対策が強力に推進されるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。