国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和6年1月16日(火)11:30~11:48

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3  概要  国家公安委員長として申し上げますが、二次避難の呼び掛けが進む中で、避難所や二次避難所により住民が不在となっている地域等の被災地の安全対策を今後更に強化をいたしまして、被災者の不安解消を図ることが一層重要となっております。1月15日現在、被災地において、震災に便乗した犯罪が22件発生しておりますが、これらの犯罪については、徹底して捜査をし、検挙に全力を尽くしてほしいと私から警察庁に指導したところであります。
 また、警察では、犯罪抑止を目的として、避難所や被災地の街頭に防犯カメラを設置をしてまいります。具体的な設置場所につきましては、現場のニーズ等も踏まえ、現在調査・選定を行っているところでありますが、まずは警察が保有をいたしております約100台の設置を可及的速やかに進めて行きたいと考えております。
 また、被災地におきましては、特別自動車警ら部隊が、パトロール活動、避難所の警戒を実施しており、このうち全国からの派遣部隊については、現在の約20車、いわゆる20台ということでございますが、150人体制から、1月21日には約40車230人まで増強予定であり、更なる体制強化も検討しております。さらに、女性警察官を中心とした特別生活安全部隊も、全国からの派遣部隊を1月13日以降約20車60人まで増強した上で、避難所において被災者に寄り添った相談の対応や防犯広報を継続的に実施しております。
 これに加えまして、住み慣れた地域を離れ、避難を余儀なくされている方々の不安解消を図るため、今後、被災地でのパトロールの実施状況について、写真等を使用し、より詳細にメールやSNSで発信をしていくように指導したところでございます。
 いずれにいたしましても、被災地を視察をいたしまして更なる政府一丸となっての石川県、また、自治体へのバックアップが更に必要だと改めて認識をいたしましたので、引き続き全力で取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上でございます。