国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和6年7月23日(火)10:34~10:39

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要 

問   本日閣議決定されました道路交通法施行令の改正についてお伺いいたします。いわゆる生活道路の法定速度を30km/hに引き下げることになりましたが、2年後の施行に向けてどのような準備を行っていくのか、大臣のお考えをお聞かせください。

答  御指摘をいただきました60km/hを30km/hへの制限の件でございますが、自動車と歩行者の交通事故を防止するためには、生活道路における自動車の速度抑制を行うことが効果的であると考えております。今回閣議決定された改正道路交通法施行令では、センターライン等が設けられていない道路の自動車の法定速度を60km/hから30km/hとしたところでございます。
 一方で、以前も同様の御質問がございましたが、今回の改正に関しましては、「地方の交通実態を踏まえた30km/hを超える速度規制を行うべきである」との御意見が寄せられたところであり、その運用に当たりましては、まず警察庁から各都道府県警に対し、地域の皆様の御意見を伺いながら、適切な速度規制を行うよう指示することといたしております。
 各都道府県警から道路管理者の皆様方に、いろんな地域の御事情、御意見、こういったものを丁寧に伺いながら進めていく必要があると私自身も思っておりますし、そう指示をしたところでございます。
 2年後の本改正の施行までに、万全の施行準備を行うように、引き続き警察を指導してまいりたいと考えております。