国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)
1 日時 令和6年9月13日(金)10:39~10:44
2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B
3 概要
問 免許証のパブコメが始まりました。従来の免許証とマイナ免許証の所持を、国民にどのように使い分けてもらいたいか。大臣の御所見をお願いいたします。
答 マイナンバーカードと運転免許証の一体化についてということでございますが、これにつきましては、令和4年に道路交通法改正によりまして法整備を行うなど諸準備を進めてきたところでございますが、来年3月24日にこの新制度をスタートすることといたしまして、本日から、関連の政令案等についてパブリックコメントを行っているところでございます。
まず、新たな制度の開始後についてでありますが、一体化されたマイナ免許証のみを保有ができます。また、一体化されたマイナ免許証と従来の免許証のいずれも保有することもできます。また、従来の免許証のみを保有すること、こういった3つの選択肢が可能になるところでございます。
御質問の従来の免許証とマイナ免許証との差異でありますが、例えば、マイナ免許証のみを保有する場合には、更新の際の手数料が免許証を保有する場合と比べて低くなります。また、マイナ免許証のみを保有する方は、住所変更をした場合に、市町村に届け出れば警察への届出が不要となります。また、マイナ免許証を保有している方は、優良運転者又は一般運転者であれば、更新時講習をオンラインで受講ができることとなります。ただ一方で、外国で自動車を運転する際に、これまでの日本の運転免許証が必要となる場合もございます。
今後、これまでの免許証のみを保有するという選択肢に加えまして、免許保有者本人の申請によりまして、マイナ免許証のみを保有する選択肢、マイナ免許証と免許証双方を保有する選択肢が増えまして、いつでも選択できることとなります。
皆様には、申し上げた内容を踏まえまして、御自身の免許証の保有形態を選択いただければと考えているところです。