国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)

1 日時 令和6年9月20日(金)10:50~11:01

2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B

3 概要  本日の閣議において、加藤内閣府特命担当大臣から令和6年の秋の全国交通安全運動の実施について発言がございました。
 これに関連をいたしまして、私から、警察におきまして、各自治体や関係機関・団体と連携をいたしまして、安全な横断方法の実践、夕暮れ時以降の早めのライト点灯、飲酒運転の根絶、自転車・特定小型原動機付自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底、これに取り組んでいくことを発言したところでございます。
 特に、自転車に乗っていて亡くなられた方の約半数が頭部に致命傷を負っていることから、自転車乗車用ヘルメットの着用促進が極めて重要となっております。参考までに申し上げますと、着用率が全国一位なのは愛媛県でございまして、愛媛県におかれては、高校や各事業所においてヘルメットの着用を徹底するなど、県を挙げた取組を継続的に進めた結果、着用率は約7割に上っております。こうした取組を是非全国に広めてまいりたいと考えております。
 また、先の国会で成立をいたしました改正道交法のうち、自転車の酒気帯び運転、ながらスマホの禁止規定、ペダル付き電動バイクの運転に免許を要することを明確化する規定が11月1日から施行されます。
 本年の交通事故死者数は、対前年比で減少してはおりますが、例年この時期から年末にかけまして交通死亡事故が増加する傾向にありますので、施行される道路交通法の内容も含めた広報啓発や交通指導取締りに力を入れてまいりたいと思っております。