国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)
1 日時 令和6年12月24日(火)10:07~10:13
2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B
3 概要 警察庁は、FBI等と合同で、北朝鮮を背景とするサイバー攻撃グループ「TraderTraitor」(トレイダートレイター)が、本年5月、我が国の暗号資産関連事業者「株式会社DMM Bitcoin」から約482億円相当の暗号資産を窃取したと評価し、合同で文書を公表いたしました。
また、今回の日米合同パブリック・アトリビューションを受け、NISC及び金融庁と連名で、同グル-プの手口例及び緩和策に関する文書を公表したところでございます。
今回の公表を通じて、標的となり得る組織や事業者の皆様には、直面するサイバー空間の脅威を認識していただき、適切なセキュリティ対策を講じていただきたいと思います。
また、警察庁では、引き続き、国内外の関係機関と連携しながら取締りを推進するとともに、サイバー攻撃グループの攻撃能力や手口に関する情報を収集・分析し、それらを国民の皆様や関係事業者・団体に対し適時的確に発信していくなどの取組を講じることとしております。私からも、警察に対し、各種取組を通じて、安全・安心の確保に努めるよう指導してまいりたいと思っております。
問 年明けの話になってしまうのですけれども、来年、坂井大臣「年男」を迎えるということで、来年の目標だったり、抱負等、ぜひお聞かせください。お願いします。
答 来年はなんと60になってしまうわけでありまして、還暦になってしまうのですが、私の歳のことはともかく、新しい1年ということで考えてまいりますと、国家公安委員長といたしましては、常日頃から、警察は国の治安、地域の治安、そして国民の安全・安心、これを確保するために、日夜、切れ目なく、緊張感を持って臨んでいく必要がございますし、また、犯罪の手口も常に進化をしていく状況にあると思っておりますので、その犯罪の手口の進化にあわせて、警察も対応をして、犯罪の抑止をしたり、また、犯罪者を検挙したりということを、しっかりやれるように、これもまた、気を抜くことができない業務なわけでありますが、ともに声を掛け合って、そういった状況を作り、国民の安全・安心を守っていきたいと、このように思っております。