国家公安委員会委員長記者会見要旨(関連部分のみ)
1 日時 令和7年1月14日(火)10:36~10:45
2 場所 中央合同庁舎8号館5階共用会議室B
3 概要 国家公安委員会委員長としてでございまして、痴漢についてでございます。
痴漢は被害者の尊厳を踏みにじる、極めて卑劣な犯罪であります。
しかしながら、近年、SNSにおいて、速やかに受験会場に向かいたい受験生の弱みにつけ込んだ、痴漢をあおる悪質な投稿も見受けられるところでございます。
警察では、泣き寝入りや被害の潜在化を防ぐため、特に受験期において強力な体制を構築し、警戒・取締りにあたってきたところでございまして、本年も大学入学共通テスト、1月18日及び19日の実施に伴い、全国で警察官を約3,300人動員し、列車内や駅構内を中心に警戒・取締りにあたる予定でございます。
受験生の皆さんが安心して受験会場に向かい、これまで頑張ってきた成果を十分発揮できるよう、私自身も警察を督励してまいりたいと思っております。
万が一被害に遭ってしまった場合には、受験の機会の確保のため、事後に警察がその被害者の聴取を行うなど、受験生の事情に最大限配慮した柔軟な対応を行うことといたしております。大学入学共通テストにおいても、追試験、これは25日及び26日を予定しておりますが、それへの申請等が可能であり、警察からも受験会場等への連絡を行うことといたしておりますので、決して泣き寝入りすることなく警察を頼っていただきたいと思います。