国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和7年3月27日(木)11:25~11:28

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件につきましては、令和7年春の全国交通安全運動の実施についてなどがございました。以上でございます。

 

問  大臣にお尋ねします。ただ今ございました春の交通安全運動、今年は4月6日から始まるとのことで、今回の運動の重点、そのねらいについてお願いします。また、国民の皆さんへのメッセージがございましたなら、あわせてお願いします。

答 (大臣)御指摘のとおり、4月6日から始まりますが、本年は、過去の交通事故の発生状況の特徴を踏まえ、春のこの時期に増加するこどもの歩行中の事故を防止するための対策の強化、命を守るためのチャイルドシート・シートベルトの適切な使用の促進、自転車や特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用の徹底、近年増加している携帯電話等の使用等による「ながら運転」の根絶に向けた広報啓発の強化といった取組を重点とすることとしております。
 警察といたしましては、痛ましい事故を1件でもなくすために、関係機関と連携をして、街頭活動における交通安全指導やこどもたちの見守り活動を強化してまいりますが、国民の皆様方にあっても、先ほど我々が対策を強化するといった各点、この時期は新入学生が慣れない道を登下校することとなるため、運転される際には、いつも以上に歩行者の保護に努めていただきたいということや、また、この機会をきっかけに、命を守るチャイルドシート、シートベルトのほか、ヘルメットの着用をお願いするとともに、あらためて「ながら運転の禁止」等基本的な交通ルールを遵守する意識を高めてもらうよう、また、努力をしてまいりたいし、お願いをしたいと思います。

問  長官にお尋ねします。國松長官銃撃事件からまもなく30年となります。未解決のまま時効を迎えた事件ですが、30年という節目を迎え、あらためて長官の受け止めをお願いいたします。

答 (長官)お尋ねの事件につきましては、警視庁において事案の全容解明に向けて捜査を行いましたが、事件発生から15年となる平成22年に時効が成立いたしまして、捜査を終結したものと承知をしております。
 既に時効が成立した事件に関しまして、現段階でコメントすることは差し控えたいと思いますが、警察のトップが狙撃されるという極めて重大な事件について、結果として真相の解明に至らなかったということにつきましては、私個人といたしましては、大変重く受け止めているところでございます。