国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和8年2月5日(木)10:55~11:00

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、令和7年中の懲戒処分者数についてなどがございました。以上でございます。

 

問  大臣にお尋ねいたします。令和7年の懲戒処分者数がとりまとめられました。前年より顕著に増加しておりますけれども、これへの大臣の受け止めと、今後の対策についてお聞かせください。

答 (大臣)懲戒処分者数の受け止め、また、取組ということでございますけれども、令和7年中の全国の懲戒処分者数は337人で、前年と比べ98人の増加でございます。過去10年で最多となったものと承知しております。警察の活動でございますけれども、国民の信頼の上に成り立つものであり、私としても、重く受け止めております。
 昨年の非違事案が増加した要因について、一概に申し上げることは困難でございますが、警察組織全体の規律の緩みといったものが懸念されると思っております。
 こうした状況を踏まえて、警察庁では、誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕するという、まさに警察の在るべき姿について、改めて職員に指導・教養を徹底するなど、非違事案の絶無に向けて各種取組を推進するものと承知しております。私としても、全国警察がこのような取組を確実に実施し、国民の信頼回復に努めるよう、しっかりと指導してまいりたいと思っております。

問  長官にお尋ねします。東京都内の店で性的サービスをさせられていたタイの少女が保護された事件等をめぐって、今回警察庁の幹部が、3日、タイの警察を訪れまして協議したところです。今回の協議、いわゆる人身取引対策等がテーマかと思いますけれども、協議の意義、成果についてお考えをお願いします。

答 (長官)警察といたしましては、人身取引は重大な人権侵害であり、厳正に取り締まる必要があると認識いたしております。これまでも、関係機関・団体との連携、関係国の大使館等との国際協力を通じまして、被害の早期認知と被害者の保護・支援、被疑者の早期検挙等に努めてきたところであります。
 また、今御指摘がありました、昨年11月に警視庁が検挙した事件につきましては、タイ国籍の被害児童の人権を踏みにじる悪質な事案であると考えておりまして、事案の全容解明に向け、引き続き、警視庁において鋭意捜査を推進しているものと承知いたしております。
 今回、警察庁保安課で人身取引対策を担当しております風俗環境対策室長以下の職員、それから、警視庁の捜査員をタイ国家警察に派遣いたしまして、警視庁において捜査中の事件について、必要な情報交換等を行うとともに、この種事案の未然防止を図るため、今後、両国警察が緊密に連携して取組を強化することについて意見交換を行ったところであります。
 国境を越えて行われる人身取引事犯に対抗するためには、両国警察の更なる連携が不可欠であり、今回の協議は、両国警察の幹部が顔の見える関係を構築し、国際協力を更に進めて行く上で大変有意義で、貴重な機会になったものと認識いたしております。
 今後とも、関係機関・団体との連携のほか、関係国との国際協力を推進し、人身取引事犯の根絶に向けて、各種対策を強化してまいりたいと考えております。