国家公安委員会委員長記者会見要旨
1 日時 令和8年5月14日(木)11:06~11:10
2 場所 警察庁第4会議室
3 概要 本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、自転車に対する交通反則通告制度導入後1月間の運用状況についてなどがございました。以上でございます。
問 大臣にお尋ねします。ただ今ございました自転車の青切符が、4月1日から始まって1か月間の運用結果がまとまったところです。違反種別でみると、一時不停止の違反とか、ながらスマホが目立っています。今回の1か月の運用状況をどのように大臣として受け止めておられるか。それから、自転車の通行や安全に関して、警察としてどう今後取り組んでいくか、お考えも併せてお願いします。
答 (大臣)本年4月1日から、自転車の交通事故の抑止を図るために、16歳以上の者による自転車の一定の交通違反を対象に、交通反則通告制度、いわゆる青切符制度が施行されたということでございます。
この青切符導入後1か月の運用状況については、今少しお話もございましたけれども、青切符による告知件数が2,147件で、違反種別でみますと、交差点等での一時不停止が約4割、携帯電話使用が約3割であり、それらに信号無視、しゃ断機が閉じた踏切への立入、逆走となる車道の右側通行を加えた5類型の違反行為では、全体の9割以上を占める状況となっております。
これらの5類型の違反行為は、いずれも交通事故に直結する危険な行為であります。基本的な交通ルールに違反する悪質・危険な行為に重点を置いた取締りがなされているものと認識しております。
このほか、取締りには至らない指導警告票の交付数は、13万5,855件でありましたが、いずれにしても、これらの数値は、1か月という短期間におけるものであることから、自転車による交通事故の発生状況も併せて、引き続き注視していく必要があると考えております。
今後とも、自転車の交通事故の抑止を図るため、交通事故につながりかねない危険な運転行為や、警察官の警告に従わないなどの悪質・危険な行為に重点を置いた取締りを行うとともに、自転車ルールブック等を活用した交通ルールの周知、国民の皆様からお問い合わせの多い事項について分かりやすいQ&Aの作成と広報、交通反則通告制度の適切な運用等に努めるよう、警察を指導してまいりたいと思っております。
国民の皆様には、交通事故の被害者にも、また加害者にもならないよう、自転車を運転する際には、交差点では信号と一時停止を守って、安全確認するなど、基本的なルールを守り、安全運転に努めていただきたいと思っております。
また、自転車への青切符制度導入を契機として、様々な御意見が寄せられておりますが、その中には、都道府県公安委員会規則で定められている、自転車の幼児用座席に同乗できるお子様の範囲を広げてほしいというような要望があるものと承知しております。
この範囲については、令和2年から3年にかけて、「6歳未満」から、「小学校就学の始期に達するまでの者」に拡大されたところでありますが、今回の要望も踏まえ、幼児用座席の安全基準を定める団体との意見交換や、同乗するお子様の違いによる走行の安定性の確認等を行うなどして、見直しの可否について検討を進めるよう、警察庁を指導してまいりたいと考えております。