国家公安委員会委員長(代理)記者会見要旨

1 日時 令和8年6月11日(木)10:49~10:52

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。あかま委員長欠席のため、私が記者会見を代理いたします。案件については、ローン・オフェンダー対策における貸し倉庫業界・宅配業界との協力体制の構築についてなどがございました。以上です。

 

問  長官にお尋ねします。ただ今委員からございましたローン・オフェンダー対策ですけれども、貸し倉庫、それから、宅配業者の業界団体に対して、不審情報の提供であるとか、依頼を呼びかけているとのことですけれども、今回の対策の概要、それから、どういった効果が期待されるかも含めまして、お考えをお願いします。

答 (長官)まず、今御指摘いただきました対策の概要でございますけれども、近年、特定のテロ組織等と関わりのないままに過激化いたしました、いわゆるローン・オフェンダーによる事件が繰り返し発生しており、テロ等重大事案の未然防止が喫緊の課題となっております。そういった中で、警察では、都道府県警察の警備部門に司令塔機能を担う体制を構築し、全国警察が一体となって対策を強化しております。
 ローン・オフェンダーによる過去の事例では、自宅等で手製の銃砲や爆発物を製造・保管していた事例もみられることから、警察では、違法行為に用いられる「物」に着目し、前兆情報を把握すべく、これまでも不動産事業者等に対して不審情報の提供等の協力依頼を行ってきたところでありますが、今般、その対象を拡大いたしまして、新たに、今御指摘いただきました貸し倉庫業及び宅配業の業界団体に対しまして、警察庁及び都道府県警察から協力依頼を実施したものであります。
 具体的な協力依頼の内容でありますが、貸し倉庫で薬品や火薬の臭いがしたり、金属音や工作音がしたりしている、あるいは、空き家であるはずなのに、置き配依頼が頻繁にあるといった不審な情報を把握した場合には、警察に通報いただくよう協力を依頼したものであります。
 次に、期待する効果でありますが、こうした取組によりまして、手製銃や爆発物を製造・保管するような違法行為を早期に把握することが可能となり、ローン・オフェンダーによるテロ等重大事案の未然防止につながることを期待いたしております。
 警察庁といたしましては、今後も、こうした官民連携による取組を都道府県警察とともに強力に推進するなど、ローン・オフェンダー対策を強化してまいりたいと考えております。