国家公安委員会委員長記者会見要旨

1 日時 令和8年10月1日(木)11:26~11:32

2 場所 警察庁第4会議室

3 概要  国家公安委員会委員長に就任いたしました葉梨康弘でございます。本日の国家公安委員会定例会議の状況について申し上げます。案件については、サイバー危害防止措置執行官の指名についてなどがございました。以上です。

 

問  大臣、御就任されて、本日、正に今、初めての国家公安委員会御出席されました。実際に出られての御所感をぜひお聞かせください。それから、大臣は元々警察庁職員でおられて、理事官までお務めになられて、26、7年ぶりでしょうか、今度は大臣のお立場で警察行政に関わるということになりました。「古巣」での大臣ということですので、やりやすい面がおあり、あるいは逆に、やりにくい面もおありかもしれませんが、そうした考えも含めまして、国家公安委員長としてどのような思いで仕事に取り組んでいくか、その2点お聞かせください。

答 (大臣)本日、国家公安委員会に初めて出席いたしました。各委員が高い見識に基づいて、多岐にわたる意見を発言されており、改めて、国家公安委員会委員長として治安維持の重責を担うことについて、身の引き締まる思いをいたしました。かつて2回ほど、私も公安委員会で説明をさせていただいたことを覚えていますけれども、当時と比べましても、非常に活発な御議論がなされているとの印象を受けました。公安委員会による警察の管理というものは、極めて重要な仕事ですので、本当に身の引き締まる思いでございます。
 今御指摘もありましたけれども、過去、私、警察庁の職員として、昭和57年から平成11年まで、生活安全部門と刑事部門において、犯罪抑止対策や犯罪捜査に当たってまいりました。それから、30年弱が経過したわけですけれども、直近では、党の治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会の会長代理及び会長として、特殊詐欺やストーカー被害の拡大防止、また、我が国の治安基盤の強化について、政府に提言を行うなど、我が国への治安の脅威に対処するために力を尽くしてきたつもりであります。
 今、「やりやすさ、やりづらさ」というお尋ねもございましたけれども、これまでの私の経歴、そして、最近の活動によって、国民の安全と安心を確保するために全力を尽くしたいという私の意志は、すでに警察庁の職員の皆さんとしっかりと、私は共有されていると感じています。
 今後は、こうした専門性を発揮しつつ、国家公安委員会委員長として、公安委員の皆様と共に、警察庁の職員の皆さんと一丸となって、「世界一安全な日本」を次世代に引き継ぐことができるように全力を尽くしていきたいと考えています。

問  大臣にお尋ねいたします。大臣冒頭おっしゃられましたけれども、本日10月1日、改正警職法の規定が施行されて、警察が「アクセス・無害化措置」を講ずることが可能となりました。警察におけるこれまでの施行に向けた準備状況や、今後の運用について、大臣の御所見をお伺いできればと思います。

答 (大臣)お尋ねの「アクセス・無害化措置」については、政府や重要インフラ等へのサイバー攻撃の懸念が急速に高まっていて、また、我が国の安全保障上の大きな懸念となっていることを踏まえて、昨年の通常国会で成立した改正警察官職務執行法によって導入されることとなりました。本日、同措置に関する規定が施行されたと承知しています。
 この「アクセス・無害化措置」を着実に推進していくためには、内閣官房・内閣府、そして、警察、さらには、防衛省・自衛隊が三位一体となって中核的な機能を担う体制整備を行っていくことが必要です。これまで、警察においては、人材の確保・育成や資機材の整備といった人的・物的基盤の強化を進めてまいりました。関係省庁と連携して諸準備を進めてきたものと私も承知しています。
 今後は、サイバー攻撃による被害の防止のため「アクセス・無害化措置」を効果的に運用していく必要があると考えています。昨年12月に国家安全保障会議において決定された「アクセス・無害化措置の運用に関する指針」を踏まえ、国家安全保障局、国家サイバー統括室と緊密に連携しながら、防衛省・自衛隊とシームレスな対応を行うよう、警察を指導してまいりたいと考えています。