定例委員会の開催状況

第1   平成20年11日(木)

午前10時00分 午前155

第2 出席者 林委員長、佐藤、吉田、葛西、長谷川、田尾各委員

長官、次長、官房長、刑事局長、交通局長、警備局長、

情報通信局長

長官官房審議官(生活安全局担当)、国家公安委員会会務官、情報公開・個人情報保護室長

第3  議事の概要

  議題事項

(1)人事案件について

官房長から、「9月22日付けを始めとする地方警務官等11名の人事案件について発令していただきたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)国家公安委員会委員長に対する異議申立てに関する情報公開・個人情報保護審査会への諮問について

国家公安委員会会務官から、国家公安委員会委員長が行った行政文書及び保有個人情報の不開示決定(いずれも形式不備のため不開示)に対して本年6月20日付けでなされた異議申立てに関し、それぞれ、行政機関情報公開法第18条及び個人情報保護法第42条の規定に基づき、情報公開・個人情報保護審査会に諮問を行うことについて説明があり、原案どおり決定した。

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、一部修正の上、その内容を了承した。

 2  報告事項

(1)警察庁長官に対する開示請求の状況等について(行政機関情報公開法関係)

情報公開・個人情報保護室長から、9月5日までの間に警察庁長官に対してなされた行政文書の開示請求の状況及び開示請求に対する決定について報告があった。

(2)人事評価のリハーサル試行の実施について

官房長から、平成19年7月の国家公務員法の改正により、従来の勤務評定に代えて新たな人事評価制度が導入されることとなったところ、同法の施行を前に、他府省とともに、人事評価のリハーサル試行を実施することとした旨の報告があった。

葛西委員より、「新たな制度では、人事評価の実施結果について他の機関が点検するということはあるのか」旨、質問し、官房長から、「警察庁が実施した人事評価について他省庁において点検等を行うということにはなっていない」旨の説明があった。

官房長から、「新たな人事評価の実施により、事務量が相当増大するのではないかと懸念されるが、今回の試行において、意見を言うべき問題点があれば言っていきたい。また、制度上、被評価者の直近上司が評価を実施し、更にその上の上司が調整を行うことになっているが、評価者によって評価が大きく異なるといった不公平が生じないよう工夫したい」旨の説明があった。

葛西委員より、「半年ごとに業績評価を行い人事評価に用いるというが、人事評価というものは、短期間に定まり得るものではない。人の評価は長い時間を掛けて多くの人の目を通して定まっていくというものである。マニュアル的に定め難い」旨、発言した。

(3)妊娠中のシートベルト着用についての広報啓発・安全教育の方針について

交通局長から、専門家の見解及び諸外国の状況を踏まえ、今後、健康保持上適当でない場合を除き、シートベルトを正しく着用するよう、広報啓発・安全教育を積極的に推進する旨の報告があった。

(4)第9回アジア大洋州地域サイバー犯罪捜査技術会議の開催について

情報通信局長から、アジア大洋州地域の各国・地域がサイバー犯罪対策に係る技術情報・経験を共有し、対応能力の向上、円滑な情報交換の促進等、国際連携の強化を目的として、9月17日から19日までの間、12か国、2地域、1国際機関の参加を得て、東京都内において会議を開催する旨の報告があった。

3 その他

(1)長官から、銃砲刀剣類所持等取締法の一部改正に係る作業状況について説明があった。

(2)長谷川委員より、押しボタン式歩行者用信号機に関して、「ボタンを押してから信号が青に変わるまでの時間はどこで決まっているのか」旨、質問し、交通局長から、「交通の円滑を図る観点から、その前後の信号機との連動などを考慮して制御されており、ボタンを押してから何秒というように一律に決まっているわけではない」旨の説明があり、同委員から、「ボタンを押してもなかなか青に変わらない信号機もある。あまり長く待たされると、待ちきれずに赤でも渡ってしまう人も出てきかねないので、なるべく待ち時間を短くできないか」旨、発言し、交通局長から、「個別に検討させていただきたい」旨の回答があった。