定例委員会の開催状況

第1 日 時 平成20年25日(木)

午前10時00分 午前155

第2 出席者 佐藤委員長、佐藤、吉田、葛西、長谷川、田尾各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、警備局長、情報通信局長

第3  議事の概要

  議題事項

(1)人事案件について

官房長から、「10月9日付けを始めとする地方警務官等17名の人事案件について発令していただきたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、一部修正の上、その内容を了承した。

 2  報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)平成20年度補正予算の要望事項について

官房長から、平成20年度補正予算の要望事項について報告があった。

(3)平成20年全国地域安全運動等の実施について

生活安全局長から、10月11日から20日までの間、安心して暮らせる地域社会の実現を図ることを目的として、子どもの犯罪被害防止等を全国重点とした「平成20年全国地域安全運動」を実施する旨及び9月29日に「平成20年全国地域安全運動中央大会」を実施する旨の報告があった。

(4)事故米穀の不正規流通事案に関する対応について

生活安全局長から、事故米穀の不正規流通事案に関し、これまでの経緯、政府で策定した「事故米穀の不正規流通事案に関する対応策緊急取りまとめ」における警察関係の記述内容や警察としての対応について報告があった。

(5)平成20年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況について

平成20年上半期の「インターネット・ホットラインセンター」の運用状況について、資料配付をもって報告があった。

(6)総理大臣の米国訪問(国連総会出席)に伴う警護警備について

警備局長から、麻生総理大臣は、9月25日から27日までの間、国際連合総会出席等のため、米国を訪問する予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。

(7)天皇皇后両陛下の第63回国民体育大会御臨場等(大分県)について

警備局長から、天皇皇后両陛下は、9月26日から28日までの間、第63回国民体育大会御臨場等のため、大分県に行幸啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

3 その他

(1)吉田委員より、「本日の事故米の報告でもメタミドホスの話があったが、中国製冷凍餃子薬物混入事件に関して、日中捜査当局間の情報交換はどのような状況か。また、現在、中国国内ではメラミンが混入された乳児用粉ミルクによって現実に健康被害が発生するなど問題になっているが、これも含めて情報交換を行っているのか」旨、質問し、長官から、「本年2月に行われた中国公安部との首脳級会談で、連携の一層の緊密化について合意して以降、節目節目で連絡を取り合っている。以前に申し上げたとおり、日本国内における捜査事項はほぼ終了しており、引き続き、外務省とも連携しつつ、中国国内の捜査の進展に応じて、国際捜査共助の枠組みの中で、真相究明に向けた所要の協力を行っていく。次に、中国国内での粉ミルクへのメラミンの混入はタンパク質を多く含むように見せかけるためのもののようであり、また、事故米は故意に有害物質を混入したものではなく農水省の売却後の用途が問題となっているものである。冷凍餃子とは事情が異なる別の問題であり、農水行政や消費者行政の問題ではないかと考えている。また、警察では三笠フーズの事件に着手しているが、捜査上、全容解明にはまだまだ時間が掛かると思われる」旨の説明があった。

(2)佐藤委員より、「横須賀に米軍の原子力空母が入港するが、これをめぐる治安情勢はどうか」旨、質問し、警備局長から、「反対動向もあるが、一般的な情勢としては、現在のところ、警備上大きな問題となるようなものではない」旨の説明があった。