定例委員会の開催状況

第1   平成228日(木)

午前10時00分 前1045

第2 出席者 佐藤委員長、佐藤、吉田、葛西、長谷川、田尾各委員

長官、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

第3  議事の概要

  議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、一部修正の上、その内容を了承した。

  報告事項

(1)警察庁長官に対する開示請求の状況等について(行政機関情報公開法関係)

官房長から、5月22日までの間に警察庁長官に対してなされた行政文書の開示請求に対する決定について報告があった。

(2)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(3)中央大学理工学部における教授殺人事件について(警視庁)

刑事局長から、平成21年1月14日に東京都文京区所在の中央大学において発生した教授被害の殺人事件について、捜査状況の報告があった。

吉田委員より、「この事件は裁判員制度裁判の対象となる事件であると思うが、被疑者が今自供していたとしても、供述は公判廷でも変わることもある。物証の点でも大丈夫なのか」旨の質問があり、刑事局長から、「被疑者が否認に転じても立証できるように、捜査を尽くしていく」旨の説明があった。また、吉田委員より、「警察はよくやったと思う。評価したい。この事件以外にも、板橋区で資産家のご夫婦が殺される事件もあったので、引き続き頑張って欲しい」旨の発言があった。

(4)講習予備検査の実施に向けた準備状況について

交通局長から、6月1日から施行される講習予備検査の実施に向けた準備状況について報告があった。

吉田委員より、「75歳以上を対象とした講習予備検査の名称は、当初『認知機能検査』ではなかったか」旨の質問があり、交通局長から、「認知症という病気を検査する医学的な検査ではないこと、高齢者講習の前に行われる講習の振り分けのための検査であること、『講習予備検査』の方が分かりやすいと思われることから、名称の変更となった」旨の説明があった。また、吉田委員より、「パンフレットの表面では、『講習予備検査』と『認知機能検査』が併記されていて分かりやすい」旨発言があり、交通局長から、「当初認知機能検査としていたため、パンフレットでは両方を併記することとした。今後定着すれば、講習予備検査の記載だけになるのではないか」旨の説明があった。

(5)北朝鮮による核実験への対応について

警備局長から、北朝鮮による核実験への政府及び警察の対応について報告があった。

(6)防災に関してとった措置の概況及び防災に関する計画について

警備局長から、防災に関してとった措置の概況及び平成21年度の防災に関する計画について、5月29日、内閣総理大臣により閣議請議され、国会報告がなされる予定である旨の報告があった。

3 その他

(1)被疑者国選弁護人制度の対象事件の拡大に伴う弁護人等との面会状況について

官房長から、被疑者国選弁護人制度の対象事件の拡大に係る留置施設における被留置者と弁護人等との面会状況への影響等について報告があった。

(2)松原市におけるタクシー強盗殺人未遂事件被疑者の逮捕について(大阪府警察)

刑事局長から、平成21年1月5日、大阪府松原市の路上で発生したタクシー運転手被害の強盗殺人未遂事件について、捜査状況の報告があった。