定例委員会の開催状況

第1 日 時 平成22年11月25日(木)

午前10時00分 午前10時50分

第2 出席者 岡崎委員長、葛西、長谷川、田尾、髙木、山本各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

長官官房審議官(警備局担当)、首席監察官

第3  議事の概要

  議題事項

(1)三代目浅野組、道仁会及び二代目親和会の指定の確認について

刑事局長から、「岡山県公安委員会から受理した三代目浅野組、福岡県公安委員会から受理した道仁会及び香川県公安委員会から受理した二代目親和会に関する第7回目の指定暴力団としての指定の確認請求について、審査専門委員の意見聴取を終え、本日、暴力団対策法第6条に基づく確認をし、それぞれ、当該公安委員会に通知することとしたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、内容を一部修正の上、その内容を了承した。

  報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「愛知県警察の巡査長が、平成21年9月、児童買春をした事案に関し、同県警察は、11月26日、同巡査長を懲戒免職処分とする予定である」旨の報告があった。

(3)平成22年度全国警察逮捕術大会及び全国警察けん銃射撃競技大会の開催について

官房長から、平成22年度全国警察逮捕術大会及び全国警察けん銃射撃競技大会が平成22年11月30日に、警視庁術科センターで開催されることについて報告があった。

(4)「ひも付き補助金の一括交付金化」に係る議論の状況について

官房長から、「ひも付き補助金の一括交付金化」に係る議論の状況について報告があった。

(5)「犯罪の起きにくい社会づくり官民合同会議」の開催について

生活安全局長から、「国民が真に安全で安心して生活することができる社会の実現に向け、関係機関・団体等とともに官民合同会議を開催し、協働して『犯罪の起きにくい社会づくり』を推進する旨の共同宣言を行うなどにより、本取組みの更なる推進を図る」旨の報告があった。

(6)シートベルトの着用状況について

交通局長から、10月1日から10月10日までの間、警察庁と社団法人日本自動車連盟が合同で実施した、全国におけるシートベルトの着用状況の調査結果について報告があった。

(7)韓国・延坪島(ヨンピョンド)に対する北朝鮮による砲撃事件について

警備局長から、韓国・延坪島(ヨンピョンド)に対する北朝鮮による砲撃事件について報告があった。

髙木委員より、「先日、地方視察として青森県六ヶ所村の核廃棄物処理施設に出張し、特別な装備の下で警備部隊が警備に精励している状況を視察したところであるが、例えば、原子力発電所等の核施設の警備について、外国から高度に訓練された工作員がやってきた場合、警察はどの程度まで対応できるのか」旨の発言があり、警備局長から、「例えば、北朝鮮の特殊部隊が相当程度の規模で来襲した場合には、警察力のみで対応することは困難だと思う。そのような場合、例えば原発であれば、治安出動を発令し、自衛隊で対応することが考えられる。その際には、自衛隊をいかに早く展開するかが課題であり、そのために平素から所要の共同訓練を行っているところである。ただ、こうした特殊部隊といえども突然現れるというものではなく、それに備えて防衛省とも連携して情報収集活動を行っているので、ある程度の準備はできるであろうと思っている」旨の説明があった。