定例委員会の開催状況

第1 日 時 平成22年12月2日(木)

午前10時00分 午前11時00分

第2 出席者 岡崎委員長、葛西、長谷川、田尾、髙木、山本各委員

長官、次長、官房長、生活安全局長、刑事局長、交通局長、

警備局長、情報通信局長

首席監察官

第3  議事の概要

  議題事項

(1)双愛会の指定の確認について

刑事局長から、「千葉県公安委員会から受理した双愛会に関する第7回目の指定暴力団としての指定の確認請求について、審査専門委員の意見聴取を終え、本日、暴力団対策法第6条に基づく確認をし、当該公安委員会に通知することとしたい」旨の説明があり、原案どおり決定した。

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会あての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、内容を一部修正の上、その内容を了承した。

  報告事項

(1)警察庁長官に対する開示請求の決定について(行政機関情報公開法関係)

官房長から、警察庁長官に対してなされた行政機関情報公開法関係の開示請求に係る決定について報告があった。

(2)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

(3)政策コンテストの要望項目に対する評価結果について

官房長から、政策コンテストの評価結果について報告があった。

(4)犯罪被害者等給付金不支給裁定取消請求事件の控訴審判決について

官房長から、福岡県公安委員会による犯罪被害者等給付金不支給裁定について提起された取消請求事件の控訴審判決について報告があった。

(5)国家公安委員会委員長とセルビア共和国内務大臣との会談結果について

官房長から、国家公安委員会委員長とセルビア共和国内務大臣との会談について報告があった。

(6)監察の取扱い事案について

首席監察官から、「千葉警察の巡査部長が、酒気帯び運転をした事案に関し、同県警察は、12月2日、同巡査部長を懲戒免職処分とするとともに、監督責任として、上司を本部長注意の措置とする予定である」旨及び「神奈川県警察の巡査部長が、酒気帯び運転をして物件交通事故を起こしたとして11月14日に現行犯逮捕された事案に関し、同県警察は、12月3日、同巡査部長を懲戒免職処分とするとともに、監督責任として、上司を本部長注意の措置とする予定である」旨の報告があった。

(7)第19回全国小学生作文コンクール「わたしたちのまちのおまわりさん」の審査結果等について

生活安全局長から、「第19回全国小学生作文コンクール『わたしたちのまちのおまわりさん』の内閣総理大臣賞等の受賞者が決定し、12月11日、グランドアーク半蔵門において表彰式が行われる」旨の報告があった。

(8)岩手県雫石町における刃物使用人質立てこもり等事件について(岩手県警察)

刑事局長から、11月29日、岩手県雫石町において発生した刃物使用人質立てこもり等事件について報告があった。生活安全局長から、「本件の背景事情として、被疑者と近隣住民とのトラブルが数年前から続いており、住民から、警察及び自治体への通報・相談もあり、現地では役場と警察との間での協議も行われていたという状況であった。警察においては、被疑者に指導・警告を実施するとともに、住民に対しても、その要望を受けて、助言・指導の実施やパトロールを増やすなどの措置をとっていた。本件は、いわゆる『地区のトラブルメーカー』による犯行というケースである。いわゆるトラブルメーカーが必ずしも重大な犯罪を敢行するものではないが、防ぐことができる事案は防ぐべきであり、問題があったかどうか、あったとすればどのような改善点があるか、現在、岩手県警察でも、検証を行っている。今回の事案においては、長期にわたって多数の通報や相談があったことを踏まえれば、やはり、組織的で周到な対応が必要だったのではないかと思われる。相談案件は、多種多様であり、たった一度の相談でもその直後に殺害にまで至るという事案もあるので、類型に応じた適切な対応が必要であり、本件の検証結果を踏まえつつ、今後に生かしていきたいと考えている」旨の説明があった。

(9)山口組総本部長等の逮捕について

刑事局長から、「先の京都府警察による山口組若頭の逮捕に引き続き、本年12月1日、大阪府警察が同組総本部長を暴力団対策法違反(賞揚等の禁止命令違反)事件で、京都府警察が同組直系組長を強要未遂事件でそれぞれ逮捕した」旨の報告があった。

10)平成22年全国暴力追放運動中央大会の開催について

刑事局長から、「警察庁、全国暴力追放運動推進センター、都道府県警察及び都道府県暴力追放運動推進センターは、関係機関・団体の後援を得て、多年にわたり暴力追放運動に尽力し、暴力団等に係る犯罪等の防止に多大な功労があった方及び団体に対し、表彰等を行うことにより、暴力団排除意識の高揚と暴力追放運動の活性化を図ることを目的として、12月6日、平成22年全国暴力追放運動中央大会を開催することとした」旨の報告があった。

11)「治安の回顧と展望」について

警備局長から、「『治安の回顧と展望(平成22年版)』について、本年の公安情勢、外事情勢、国際テロ情勢等及び来年の展望をとりまとめた」旨の報告があった。

3 その他

(1)官房長から、警察関係の補助金がひも付き補助金の一括交付金化の検討対象となっていることに関して、政府内における直近の議論の状況と当庁の今後の対応について報告があった。