定例委員会の開催状況
第1 日 時 平成27年6月25日(木)
午前10時00分〜午前11時10分
第2 出席者 山谷委員長、長谷川、前田、奥野、北島各委員
金長官、坂口次長、栗生官房長、辻生活安全局長、
三浦刑事局長、鈴木交通局長、橋警備局長、川邉情報通信局長
桑原首席監察官
第3 議事の概要
1 議題事項
(1)人事案件について
官房長から、7月7日付けを始めとする地方警務官13名の人事案件について説明があり、原案どおり決定した。
(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について
国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。
2 報告事項
(1)国会の状況について
官房長から、最近の国会の状況について報告があった。
(2)ワークライフバランス推進強化月間の実施について
官房長から、ワークライフバランス推進強化月間の実施について報告があった。
(3)国会公安委員会委員のイタリア共和国・英国訪問について
官房長から、前田国会公安委員会委員のイタリア共和国・英国訪問について報告があった。
前田委員より、イタリア共和国のマフィア対策及び英国の五輪警備の実施状況に関する視察結果について発言があった。
(4)監察の取扱い事案について
首席監察官から、本年2月下旬ころから3月上旬ころの間、福岡県警察の巡査が犯人隠避に関係した事案に関し、6月25日、同県警察は同巡査を懲戒免職処分とする予定である旨並びに6月14日、宮城県警察の巡査長が酒気帯び運転で通常逮捕された事案等に関し、6月30日、同県警察は同巡査長を懲戒免職処分とする予定である旨の報告があった。
奥野委員より、「福岡県警察の巡査の動機について、接待供応を受けるなどして工藤會側から命じられたわけではないとのことだが、きちんと確認できているか。そこが一番重要だ」旨の発言があり、首席監察官から、「留置施設内には工藤會組員が多数収容されており、巡査は、日頃から組員からのいろいろな要求があり、それに対して、声かけをしてなだめすかしておけば、留置施設内の平穏が保たれるものと誤った理解をしていたところ、本件では罪証隠滅に係る言動をしてしまったとのことである。背景に、何らかの暴力団員からの誘惑や脅迫等があったことは認められなかったとの報告を受けている」旨の説明があった。
(5)平成26年中における行方不明者の状況について
生活安全局長から、平成26年中における行方不明者の状況について報告があった。
(6)一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターの取組状況等について
生活安全局長から、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターの取組状況等について報告があった。
北島委員より、「日本サイバー犯罪対策センターは、業務を開始してからまだ半年であるが、非常に大事なことをしていると思うので、今後、業務がうまくいくことについて強い期待感を表明しておきたい」旨の発言があった。
(7)診療所の無許可開設に係る医療法違反事件被疑者の検挙について
生活安全局長から、無許可で診療所を開設したとして、6月23日、愛知県警察が診療所の実質開設者ら3人を医療法違反で逮捕した旨の報告があった。
(8)安心な社会を創るための匿名通報事業の平成26年度中の運用状況について
刑事局長から、安心な社会を創るための匿名通報事業の平成26年度中の運用状況について報告があった。
(9)平成26年度中の特定秘密の指定及びその解除並びに保護措置並びに適性評価の実施の状況について
警備局長から、平成26年度中の特定秘密の指定及びその解除並びに保護措置並びに適性評価の実施の状況について報告があった。
(10)皇太子同妃両殿下のトンガ国御訪問に伴う警衛警備について
警備局長から、トンガ国国王陛下戴冠式御参列等のため、7月2日から7月6日までの間、皇太子同妃両殿下がトンガ国を御訪問される予定であり、これに伴い所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。