定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年5月24日(木)

午前10時00分 〜 午前11時05分

 

 

第2 出席者 小此木委員長、北島、木村、小田各委員

栗生長官、三浦次長、松本官房長、山下生活安全局長、樹下刑事局長、桝田交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

藤本首席監察官

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、6月1日付け地方警務官2名の人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)平成29年度中における犯罪被害給付制度の運用状況について

    官房長から、平成29年度中における犯罪被害給付制度の運用状況について報告があった。

木村委員より、「制度が十分に知られていないのであれば、更なる周知を図っていただきたい。また、裁定期間をできるだけ短くしていただきたい」旨の発言があり、官房長から、「パンフレット等を配付するほか、被害者支援団体の協力も得るなどして、制度の更なる周知徹底を図ってまいりたい。裁定期間も、更に短くなるよう、努力してまいりたい」旨の説明があった。

北島委員より、「関係者の努力の結果、平均裁定期間が短くなってきている点は、評価できると思う」旨の発言があった。

 

(3)登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議の開催について

生活安全局長から、5月18日に開催された、登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議について報告があった。

小田委員より、「過疎化で小学校の統廃合が進み、通学路が延びているなど、時代の変化に対応した新しい視点を取り入れて、対策を進めていただきたい」旨の発言があり、生活安全局長から、「官房長官からの指示でも「対策の検証と強化」が掲げられており、これまでの政府の取組について、過疎化、高齢化等の情勢も十分に踏まえて検証し、正に新たな視点で対策を検討せよとされている」旨の説明があった。

木村委員より、「地域による見守りだけではなく、防犯ブザーを子供に配付するなど学校や警察で具体的な対策を考えていただきたい」旨の発言があり、生活安全局長から、「教育委員会が防犯ブザーを配付したり、文部科学省がスクールバスについて助成したりするなどの取組も行われているが、官房長官指示を踏まえ、各省庁でしっかりと考えてまいりたい」旨の説明があった。

北島委員より、「関係省庁間で共有される情報の範囲は、どの程度になるのか。共有することが難しい情報もあるのではないか」旨の発言があり、生活安全局長から、「まずは今回の新潟の事件の捜査を通じて得られる再発防止に資する情報の共有だが、日ごろの不審者情報等、どの範囲まで事前に情報を共有できるかについて、考えていく必要がある」旨の説明があった。

委員長より、「対策の強化をしっかりと進めるために関係閣僚会議を開催したので、局長級会議で、具体的な検討を進めていただきたい」旨の発言があった。

 

(4)国際刑事警察機構(ICPO)執行委員への立候補について

刑事局長から、11月に実施される国際刑事警察機構執行委員会の執行委員選挙に警察庁国際課長を立候補させることについて報告があった。

北島委員より、「候補者は適任だと思うので、選挙に向けて、しっかりと活動していただきたい」旨の発言があった。

 

(5)皇太子同妃両殿下の第29回全国「みどりの愛護」のつどい御臨席等に伴う警衛警備について

警備局長から、5月25日から26日までの間、第29回全国「みどりの愛護」のつどい御臨席及び地方事情御視察のため、皇太子同妃両殿下が滋賀県へ行啓になる予定であり、これに伴い、所要の警衛警備を実施する旨の報告があった。

 

(6)安倍内閣総理大臣のロシア連邦訪問に伴う警護警備について

警備局長から、5月24日から27日までの間、国際経済フォーラム出席及び首脳会談等のため、安倍内閣総理大臣がロシア連邦(サンクトペテルブルク及びモスクワ)を訪問する予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。