定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年6月14日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10分

 

 

第2 出席者 小此木委員長、川本、北島、木村、安藤、小田各委員

栗生長官、三浦次長、松本官房長、山下生活安全局長、樹下刑事局長、桝田交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

露木組織犯罪対策部長、植田サイバーセキュリティ・情報化審議官

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)平成29年度における留置施設の巡察の実施結果について

官房長から、平成29年度における留置施設の巡察の実施結果について報告があった。

北島委員より、「留置施設での勤務は非常に厳しい環境にあるので、人事的配慮等による士気高揚や業務負担の軽減を引き続き進めていただきたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「留置施設を視察したところ、古い施設でも監視体制等を工夫しながら取り組んでいた。士気高揚の面では、留置担当者のキャリアアップを考慮した配置を進めていただきたい」旨の発言があった。

小田委員より、「留置業務に関しては、法務省と負担軽減について調整する必要があるのではないか」旨の発言があり、官房長から、「起訴後に拘置所に移送されるべき被留置者が多数留置施設に待機している場合には、警察庁でも移送の促進について法務省に申し入れているところなので、引き続き努力してまいりたい」旨の説明があった。

川本委員より、「業務の合理化については、全国にベストプラクティスを伝え、更に進めていただきたい。留置業務は厳しい勤務であるが、勤務時間がほぼ一定のために育児中の女性職員からは配置希望が多くなっていることを、他の業務の労働条件を考える手掛かりにしていただきたい」旨の発言があった。

 

(3)監察の取扱い事案について

官房長から、群馬県警察の警部補による失踪事案に関し、同県警察は、6月30日に同警部補を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(4)平成29年における行方不明者の状況について

    生活安全局長から、平成29年における行方不明者の状況について報告があった。

木村委員より、「各都道府県警察での認知症に係る行方不明者対策について、共有を進めていただきたい。また、20代の行方不明者が漸増しているので、その動向をよく注視していただきたい」旨、北島委員より、「認知症に係る行方不明者対策の好事例を引き続き会議や資料で全国に紹介していただきたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「若い世代の行方不明者については、都道府県警察間での情報共有や他機関と連携した対応を図っているのか」旨の発言があり、生活安全局長から、「行方不明の状況に応じて、県を跨いだ広域的な手配をしたり、児童相談所等他機関と連携したりしている」旨の説明があった。

小田委員より、「認知症に係る行方不明者への対策について、警察の対応範囲がどんどん広がってしまうおそれがあるので、関係機関との間で何らかの取り決めが必要ではないか」旨、川本委員より、「認知症に係る行方不明者への対応だけではなく、実態を踏まえて、全体のバランスを考えながら対応していただきたい」旨の発言があり、生活安全局長から、「平成27年に厚生労働省が中心となり策定された認知症施策推進総合戦略を踏まえて、自治体を中心に認知症対策を進めており、警察としても、御指摘の点を踏まえながら取組を進めてまいりたい」旨、次長から、「警察の責務には個人の生命・身体の保護があり、認知症に係る行方不明者については、警察も関係機関と共に取り組んでいる」旨の説明があった。

 

(5)仮想通貨の不正採掘に係る犯罪の一斉集中取締りの実施について

サイバーセキュリティ・情報化審議官から、仮想通貨を不正に採掘させるプログラムを利用した不正指令電磁的記録供用等事件について、宮城県警察等10県警察が6月13日までに一斉集中取締りを実施した旨の報告があった。

北島委員より、「各県警察の活動を高く評価したい」旨の発言があった。

川本委員より、「サイト上の広告と同様だという報道もあるが、このプログラムを利用した不正採掘は明らかに犯罪だと思う」旨の発言があった。

安藤委員より、「広告と仕組みが同じでどこが問題なのかと主張する人がいるとすれば、その違いが分かるように、閲覧者の認識、選択肢、パソコン端末への支障、社会的相当性等の点につき比較して丁寧に説明することで理解が得られるので、更に工夫していただきたい」旨、小田委員より、「県警察による良い検挙事例であることのみならず、このような目に見えない犯罪への注意喚起という面からも、一般の方にも分かるように丁寧に広報をしていただきたい」旨の発言があった。

 

(6)新幹線車内における殺傷事件について

刑事局長から、走行中の新幹線車内において6月9日に発生した殺傷事件について、神奈川県警察が被疑者を現行犯逮捕した旨の報告があった。

川本委員より、「鉄道事業者が新幹線の手荷物検査に消極的なのは、時代の要請に合っていないのではないかと思う。他国では、高速鉄道であっても行っている例もある」旨、安藤委員より、「尊い犠牲があったことから、まずはこの機会に前向きに検討してみるべきだと思う」旨の発言があった。

 

3 その他

組織犯罪対策部長から、暴力団対策の現状と課題として、準暴力団への対処について報告があった。

木村委員より、「準暴力団に対し実態解明をしながら対策を進めていこうというのは非常に良いと思う。併せて、暴力団を離脱した後に経済犯罪を敢行しているグループについても実態解明し、対策を講じていただきたい」旨の発言があった。