定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年10月18日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10分

 

場 所 国家公安委員会室

 

 

第2 出席者 山本委員長、川本、北島、木村、安藤、小田各委員

栗生長官、松本次長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

藤本総括審議官、坂井政策立案総括審議官

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)平成31年警察白書の構成について

政策立案総括審議官から、平成31年警察白書の構成について説明があり、原案どおり了承した

木村委員より、「平成から元号が変わる年に作成されることもあり、少し将来を見据えた形で、今後の警察としての展望を盛り込むなど、記念号的な内容も検討してみてはどうか」旨の発言があった。

川本委員より、「警察白書は年々進化しており、とても読みやすくなっている。今後も、国際社会や世の中の変化を踏まえて作成してもらいたい」旨の発言があった。

安藤委員より、「「警察活動の最前線」は、実際の体験を盛り込んで警察活動を紹介しており、非常に分かりやすく、良い広報になっていると思うので、今後、更に充実させていただきたい。また、国民の理解と協力を求める上で、全体的に分かりやすい内容になるよう、更に工夫を重ねていっていただきたい」旨の発言があった。

北島委員より、「「警察活動の最前線」は、第一線で活躍している方を載せており良いと思う。従来もなされているが、警察署協議会や都道府県公安委員会の委員にも書いていただくと良いと思う」旨の発言があった。

小田委員より、「警察白書は、情勢分析の記述が弱いためにマスコミにあまり取り上げられていないと思うので、一工夫していただきたい。「警察活動の最前線」は大変良いと思うが、特に紹介したい方を大きく取り上げるなど、メリハリを付けた方が良いと思う」旨の発言があった。

委員長より、「国民の理解が得られるようにするため、読む側の視点に立った内容にするとともに、各委員からの指摘を受け止めて作成を進めてもらいたい」旨の発言があった。

 

(2)行商従業者証等の様式の承認に関する規程の一部を改正する告示の制定について

生活安全局長から、古物営業法の一部を改正する法律の一部施行等に伴い制定される、行商従業者証等の様式の承認に関する規程の一部を改正する告示案について説明があり、原案どおり決定した

 

(3)国家公安委員会委員長を代理する者の互選について

本年以降、第1順位者が交代する時期を毎年11月1日から12月1日に改めるとともに、委員間の互選により、本年12月1日以降の順位について、第1順位北島委員、第2順位木村委員、第3順位安藤委員、第4順位小田委員、第5順位川本委員とすることとした。

 

(4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)明治150年記念平成30年度全国警察柔道大会及び全国警察剣道大会の開催について

総括審議官から、10月22日に明治150年記念平成30年度全国警察柔道大会、同23日に同全国警察剣道大会がそれぞれ開催される旨の報告があった。

安藤委員より、「近年、女性警察官の割合が増えている中で、今大会で初めて柔道・女子団体の部が行われることは、とても頼もしく、期待したい。女性の指導者を育てるなど柔道を指導する環境を整備することも含め、今後も充実を図り、続けてほしい」旨の発言があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

総括審議官から、警視庁の巡査部長による強制わいせつ致傷事案に関し、同庁は同巡査部長を10月26日に免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(3)防犯ボランティアフォーラム2018の開催について

生活安全局長から、10月27日に防犯ボランティアフォーラム2018が開催される旨の報告があった。

北島委員より、「防犯ボランティアの高齢化が進む中、今回、中高生が中心となって運営される団体が参加していることはとても良いと思う」旨の発言があった。

川本委員より、「防犯ボランティアを育成する上でも、これらの団体を称える機会を持つことはとても良いと思う」旨の発言があった。

安藤委員より、「東京で開催するよりも、地方で開催する方がマスコミで取り上げられやすいと思うので、今後も地方での開催を検討してみてはどうか」旨の発言があった。

 

(4)安倍内閣総理大臣の中華人民共和国訪問に伴う警護警備について

警備局長から、10月25日から27日までの間、首脳会談等のため、安倍内閣総理大臣が中華人民共和国を訪問する予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。