定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年12月6日(木)

午前10時00分 〜 午前11時45分

 

場 所 国家公安委員会室

 

 

第2 出席者 北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、村田警備局長、村田情報通信局長

後藤首席監察官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)次期通常国会提出予定法律案件名・要旨について

官房長から、次期通常国会に提出予定の法律案の件名及び要旨につ いて説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)「犯罪収益移転危険度調査書」の作成・公表について

刑事局長から、「犯罪収益移転危険度調査書」の作成・公表について説明があり、原案どおり決定した

川本委員より、「外国当局の動向を踏まえた対応の必要性に関する記載が盛り込まれるなど、有意義なレポートになっている」旨、木村委員より、「好事例を取り入れるなど具体的に書かれており、非常に分かりやすくなった」旨、安藤委員より、「事業者がこの調査書を読んで改善を図っていくことができるような具体的な内容になっている」旨、北島委員より、「今回は、新しい好事例が記載され、また、新しい情勢の変化について追加されるなど非常に結構な調査書だと思う」旨の発言があった。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

首席監察官から、警視庁の巡査長による窃盗事案に関し、同庁は、12月7日に同巡査長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

川本委員より、「留置施設において、現金を直接扱わないようにすべきではないか」旨の発言があり、首席監察官から、「リスクを減らすための取組を引き続き進めてまいりたい」旨の説明があった。

 

(3)「日本国警察庁と欧州連合法執行協力庁(Europol)との間の

協力関係構築に関する実務取決め」の署名等について

長官から、12月3日にオランダ・ハーグの欧州連合法執行協力庁(Europol)の本部において開催された、「日本国警察庁と欧州連合法執行協力庁(Europol)との間の協力関係構築に関する実務取決め」の署名式等について報告があった。

 北島委員より、「Europolへのリエゾンオフィサーは、どのような職員を充てるのか」旨の発言があり、長官から、「今後、検討することとしている。とEuropolは、EU以外の国からも専門家が集まる機関であり、リエゾンを置けば、連携がより緊密になると思う」旨の説明があった。

 

(4)子供の性被害防止セミナーの開催について

生活安全局長から、子供の性被害防止セミナーの開催について報告があった。

木村委員より、「子供の性被害の問題については、関係各方面との連携が重要であり、そのためには、同じ問題意識を持つ必要がある。警察庁がこのようなセミナーを開催し、輪を広げていくことは大変良いことである。是非、中身を充実させていただきたい」旨、川本委員より、「とても良い取組だと思う。この問題に関心のある人々だけでなく、一般の家庭、親、子供にも届くように工夫していただきたい」旨、小田委員より、「日本警察がどのような対策に取り組んでいるのかということを丁寧に説明し、マスコミにも取り上げてもらえるようになると良いと思う」旨、安藤委員より、「今回、国際的な機関等も含め、日本の取組等を積極的に発信していくことは非常に意味があると思う」旨、北島委員より、「子供の性被害防止対策については、約3年前に警察が総合調整事務を担うこととなり、このセミナーは、それ以降の取組の一つということであるが、マスコミの注目を集めるような形でしっかりやっていただきたい」旨の発言があり、生活安全局長から、「このセミナーの開催については、マスコミにも広報している。」旨の説明があった。