定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 平成30年12月13日(木)

午前10時15分 〜 午前12時00分

 

場 所 国家公安委員会室

 

 

第2 出席者 山本委員長、北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、村田情報通信局長

小島審議官(警備局担当)

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について

官房長から、犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について説明があり、原案どおり決定した

   安藤委員より、「犯罪行為との因果関係については、医師の診断を専門委員が十分検討しており、問題はないと思う」旨の発言があった。

川本委員より、「今のルールや制度については、国際比較もしながら、常に見直すことが必要であり、今後、中長期的に検討をしていただけたらよいと思う」旨の発言があった。

 

(3)「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について

   交通局長から、大雪時における道路交通の確保を図ること等を目的とした、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正する命令案」について説明があり、原案どおり決定した

   木村委員より、「「大雪時」という言葉の解釈やスタッドレスタイヤとチェーンの相違等、運転者側の解釈に違いや誤解がないよう、きちんと整理した上で広報していただきたい」旨、安藤委員より、「降雪の多い地域では、あらゆる区間において規制が行われ、全く車が動かせなくなってしまうのではないかというような不安を持たれるおそれもあるので、実際の動きがどのようになるかなど、工夫して広報していただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「きちんと理解していただけるよう説明してまいりたい」旨の説明があった。

   小田委員より、「大雪の予報が可能な時間の単位も短くなってきており、気象庁との連携が大事であると思う。実際にチェーン規制を行う際は、どのような形で周知するのか」旨の発言があり、交通局長から、「大雪の予報に関しては気象庁と連携して対応することとしている。また、規制の周知については、警察のほか、ラジオ、テレビ、日本道路交通情報センター等でも行うこととしている」旨の説明があった。

   

(4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)平成31年度警察庁予算の査定状況等について

官房長から、平成31年度警察庁予算の査定状況等について報告が あった。

北島委員より、「組織については、警備運用部の設置等大きな改正のほか、公文書管理や最先端技術等最近の動きを踏まえた改正もあり、また、統計の扱いについて警察庁の意気込みが感じられるものとなっている。公文書管理は、霞が関全体の問題であるが、警察庁としても重視していただきたい」旨の発言があった。

 

(3)第6回日越治安当局次官級協議の開催結果について

官房長から、12月5日に東京で開催された、第6回日越治安当局次官級協議の開催結果について報告があった。

北島委員より、「ベトナムは、我が国外交において非常に重要な国であるが、犯罪に関しては、来日又は在日ベトナム人の犯罪が目立ってきている。今後、入管法の改正もあり、我が国を訪れるベトナム人は増えていくと思われるので、この協議を今後も重視していただきたい」旨の発言があった。

 

(4)特定危険指定暴力団等の指定の期限延長等について

刑事局長から、福岡県及び山口県の各公安委員会は、指定暴力団五代目工藤會を特定危険指定暴力団等として指定し、その後、当該指定期限を5回延長していたところ、本年12月26日に当該期限が満了することから、この度、更に当該期限を1年間延長することとした旨の報告があった。

安藤委員より、「地域が一体となり総合的かつ積極的に取り組み、また、警察が未解決事件を検挙して、これらが治安の安定や評価につながっていると思われるので、今後も取組をよろしくお願いしたい」旨の発言があった。