定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年5月23日(木)

午前10時00分 〜 午前11時25分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 山本委員長、北島、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1) 「国会議事堂、内閣総理大臣官邸その他の国の重要な施設等、外国公館等及び原子力事業所の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整理に関する政令案」等について

  警備局長から、「国会議事堂、内閣総理大臣官邸その他の国の重要な施設等、外国公館等及び原子力事業所の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整理に関する政令案」等について説明があり、原案どおり決定した。

川本委員より、「この法律等の対象以外の地域においてドローンが飛行する場合は、どのような対応になるのか」旨の発言があり、生活安全局長から、「航空法等に違反してドローンを飛行させる事案については、厳正に対処してまいりたい」旨の説明があった。

安藤委員より、「法律及び政令の整備ができたので、実効性を担保するようお願いしたい」旨、委員長より、「ドローンに関する規制については、技術の進歩や情勢の変化に対応するために、引き続き検討していく必要があると思う」旨の発言があった。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、最近の国会の状況について報告があった。

 

(2)警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について

刑事局長から、平成30年度中の警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について報告があった。

安藤委員より、「試行により、問題点を抽出し、対策を考えることができたのは良かったが、機器の操作ミスによる録音・録画の未実施がいまだにあることについては、危機感を持っていただきたい。また、録音・録画されたものが実際に裁判でどのように使用されているかの実情を、教養等に活かしていただきたい」旨の発言があった。

 

 (3)第19回統一地方選挙における違反取締り状況について

   刑事局長から、第19回統一地方選挙における違反取締り状況について報告があった。

   小田委員より、「取締りの体制は、他の警察業務の状況や選挙情勢等を踏まえて検討していただきたい」旨、安藤委員より、「選挙活動の変化に対応して、取締りの方法も柔軟に対応する必要がある」旨の発言があり、刑事局長から、「取締りの体制等については、選挙情勢等を踏まえて柔軟に対応してまいりたい」旨の説明があった。

 

(4)交通安全対策に関する関係閣僚会議の開催について

交通局長から、5月21日に開催された、交通安全対策に関する関係閣僚会議について報告があった。

安藤委員より、「警察の施策は、他の関係者の動きに支えられて実現できるという面もあるので、このような会議において議論がさらに進んでいくことを期待する」旨の発言があった。

北島委員より、「関係閣僚会議の開催により、高齢運転者による交通事故防止対策についての警察における議論のスピード感に変化はあったのか」旨の発言があり、交通局長から、「警察庁としても早期に結論を出すべく検討しているところである」旨の説明があった。

小田委員より、「未就学児等の移動経路の安全確保については、保育所等の設置基準の緩和を背景に、子供が近くの公園等に移動する状況が発生しており、そのことへの対策を関係機関等とも連携して検討していただきたい」旨の発言があり、交通局長から、「小学校に対して行っている通学路対策等を保育所等に対しても行ってほしいといった要望もあり、関係省庁とともに検討してまいりたい」旨の説明があった。

 

(5)「国賓」トランプ・アメリカ合衆国大統領夫妻来日に伴う警護警備について

   警備局長から、5月25日から28日までの日程で、トランプ・アメリカ合衆国大統領夫妻が来日する予定であり、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。

 

3 その他

(1)警備局長から、警備情勢について報告があった。

 

(2)刑事局長から、米軍機に対するレーザー照射事件の検挙について報告があった。