定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年6月27日(木)

午前10時00分 〜 午前11時05分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 山本委員長、北島、安藤、小田各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、彦坂情報通信局長

河野審議官(警備局担当)

 

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)監察の取扱い事案について

   官房長から、警察職員による国家公務員倫理法違反等事案について説明があり、国家公務員倫理審査会の承認が得られれば、大阪府警察の地方警務官を減給(100分の10)3月とすることが決定され、また、北海道、愛知県及び福岡県警察の地方警務官について、国家公安委員会の了承が得られれば、本部長訓戒等とする予定である旨の報告があり、原案どおり了承された。

   また、国家公安委員会から国家公務員倫理審査会に対し、国家公安委員会による調査結果を報告するとともに懲戒処分の承認を申請することが決定された。

   このほか、本事案に関し、警察庁及び関係道府県警察は、東北管区警察学校の警視正を戒告処分とするなどの処分等を行う旨の報告があった。

 

(2)人事案件について

   交通局長から、自動車安全運転センター役員の選任の認可について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)行政事業レビューにおける公開プロセスの結果について

官房長から、行政事業レビューにおける公開プロセスの結果について報告があった。

北島委員より、「行政事業レビューは、政府の仕事の透明性を確保するための重要なプロセスである。公開プロセスについては、引き続き適切な事業を選定して取り組んでいただきたい」旨、安藤委員より、「指標を示したり、稼働率等を考慮して資機材を整備するということは、警察という特殊な業務の性格上、容易ではないであろうが、今回いただいた評価を十分に生かし、有効かつ有意義な予算対応を進めていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)第25回参議院議員通常選挙の違反取締りについて

刑事局長から、第25回参議院議員通常選挙の違反取締りについて報告があった。

小田委員より、「取締りの体制や方針等は、時代の流れや選挙活動の変化に応じて検討していただきたい」旨の発言があった。

 

 (3)暴力団排除条例の最近の主な動向について

刑事局長から、暴力団排除条例の最近の主な動向について報告があった。

北島委員より、「一部の都道府県における条例の改正やその動きを評価するとともに、その他の府県でもそれぞれの実情に応じて、このような動きが広がることを期待したい」旨、安藤委員より、「このような条例の改正を踏まえ、警察としては、適切な検挙とともに、事業者等の保護を徹底していただくなど、更なる暴力団排除の取組を推進していただきたい」旨の発言があった。

小田委員より、「条例は自治体が制定するものであるが、警察本部長は、地域のニーズを踏まえ、中央と地方自治の結節点として積極的に動いていただきたい」旨の発言があり、刑事局長から、「警察庁としても、全国会議等の場で、このような改正の動向を共有するなどしてまいりたい」旨の説明があった。

 

3 その他

刑事局長から、神奈川県における実刑確定者の逃走事案について報告があった。