定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年7月4日(木)

午前10時00分 〜 午前11時40分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 山本委員長、北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)人事案件について

   官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について

   官房長から、犯罪被害者等給付金の審査請求事案の裁決について説明があり、原案どおり決定した。

   安藤委員より、「検討に時間を要する事案であったと推察するが、丁寧な検討がなされている」旨、川本委員より、「事案の発生から長期間たった後に申請される事例もあることから、資料の保管・整理は適切に行っていただきたい」旨の発言があった。

 

(3)監察の取扱い事案について

   官房長から、京都府警察の巡査長による詐欺事案に関し、同府警察は、7月5日に同巡査長を免職処分とするとともに、国家公安委員会の了承が得られれば、監督責任として、同日付けで地方警務官1名を本部長注意の措置とする予定である旨の説明があり、原案どおり了承された。

   小田委員より、「府民や金融機関の信頼を取り戻すためにも、責任者である警察本部長がきちんと謝罪し説明するべきである」旨、北島委員より、「警察官が業務上知り得た情報を悪用して犯罪を犯すことは言語道断である。再発防止を徹底されたい」旨、安藤委員より、「警察官になって年月を経ると慣れや気の緩みが生じてくることがあり得るので、そのような者に対して、職責を自覚させるような取組を講じていただきたい」旨の発言があり、官房長から、「さまざまな取組を通じて、規律を振粛し、再発防止に取り組んでまいりたい」旨の説明があった。

   木村委員より、「事前の防止策としてどのようなことを考えているのか」旨の発言があり、官房長から、「上司と部下の間や同僚同士でコミュニケーションを図ることが大切であるということを、幹部がきちんと意識することなども重要であると考える」旨の説明があった。

 

(4)七代目合田一家、六代目共政会、七代目会津小鉄会(代表者金元)及び四代目小桜一家の指定の確認について

刑事局長から、七代目合田一家、六代目共政会、七代目会津小鉄会(代表者金元)及び四代目小桜一家の指定の確認について説明があり、原案どおり決定した。

 

(5)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)平成30年度における留置施設の巡察の実施状況について

官房長から、平成30年度における留置施設の巡察の実施状況について報告があった。

小田委員より、「災害対応訓練では、東日本大震災時の対応等の実例を共有するのも良いのではないか」旨、川本委員より、「介護が必要な被留置者への対応等、社会の変化や現実に即した巡察を行っていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)第4次犯罪被害者等基本計画(仮称)策定等スケジュール(案)について

官房長から、第4次犯罪被害者等基本計画(仮称)策定等スケジュール(案)について報告があった。

川本委員より、「有識者会議のヒアリングに加え、豊富な経験を持つ現場の職員もいると思うので、そのような職員の声も反映していただきたい」旨、安藤委員より、「見えない被害者の声も吸い上げる姿勢で取り組んでいただきたい」旨の発言があった。

 

(3)G20大阪サミットに係る警護警備実施結果について

警備局長及び交通局長から、G20大阪サミットに係る警護警備の実施結果について報告があった。

川本委員より、「警備や交通規制の効果的な情報発信の在り方について、今回の経験を踏まえ一層の向上を図っていただきたい」旨、委員長より、「大阪府民を始め、国民、事業者の皆様の御理解と御協力により無事に終了することができ大変感謝している」旨の発言があった。

 

3 その他

警備局長から、6月下旬からの大雨に伴う警察措置等について報告があった。