定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年10月3日(木)

午前10時00分 〜 午前11時00分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 武田委員長、北島、木村、安藤、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

太刀川審議官(刑事局担当)

難波首席監察官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律施行令及び遺失物法施行令の一部を改正する政令案」等について

   官房長から、「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律施行令及び遺失物法施行令の一部を改正する政令案」等について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)令和2年度採用候補者(国家公務員採用総合職・一般職試験合格者)の内定について

官房長から、令和2年度採用候補者(国家公務員採用総合職・一般職試験合格者)の内定について報告があった。

   川本委員より、「学生の視点から感じた警察庁の魅力等を聞き取るなどし、今後の採用活動に活かしていただきたい。また、女性の採用の増加を踏まえ、設備や組織の考え方についても配慮していっていただきたい」旨、木村委員より、「採用した後の人材育成にもしっかり取り組んでいただきたい」旨、安藤委員より、「女性の活用について、職種や役割で制限することなく、資質や能力を活かす取組みをしっかり進めていただきたい」旨、北島委員より、「採用にあたっては、多様性を考慮することも大事だと思う」旨の発言があり、官房長から、「採用活動を通じての気付きについては、委員からご指摘いただいた点も踏まえて、今後の人事施策の中で対応してまいりたい」旨の説明があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

   首席監察官から、栃木県警察の巡査部長による窃盗事案に関し、同県警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨、及び愛媛県警察の巡査部長による窃盗等事案に関し、同県警察は、同巡査部長を免職処分とする予定である旨の報告があった。

   栃木県警察の巡査部長による窃盗事案に関し、木村委員より、「個人のモラルという部分もあるが、組織としての再発防止対策をしっかり進めていただきたい」旨、安藤委員より、「再発防止のためにどのような教育が効果的か、よくご検討いただきたい」旨の発言があった。

 

(3)「全国犯罪被害者支援フォーラム2019」の開催について

官房長から、「全国犯罪被害者支援フォーラム2019」の開催について報告があった。

北島委員より、「被害者支援関連行事の中でも、このフォーラムは規模が大きく内容も充実していると思う」旨、川本委員より、「四半世紀に渡り開催されているフォーラムであるが、国民に広く関心を持ってもらうことが大事であり、広報・周知に力を入れていただきたい」旨、安藤委員より、「今回、地域社会における犯罪被害者支援として、被害者の家族である子供への中長期的支援をテーマに取り上げていることは心強い。息の長いきめ細やかな支援に向け、多くの人に理解と支援を広げる機会となるようにしていただきたい」旨、木村委員より、「地域社会における犯罪被害者支援については、行政やコミュニティの連携意識も必要だと思う。多くの国民に関心を持ってもらうよう、国民への広報手段を検討していただきたい」旨の発言があった。