定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年10月10日(木)

午前10時00分 〜 午前11時55分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 北島、木村、安藤、小田各委員

栗生長官、中村官房長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

小田部審議官(生活安全局担当)

難波首席監察官

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う国家公安委員会の所管する関係法令に規定する対象手続等を定める国家公安委員会規則等の一部を改正する規則案」に対する意見の募集について

   官房長から、国の行政機関等に係る行政手続のオンライン実施が原則化されることなどを踏まえた改正等を内容とする「行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の施行に伴う国家公安委員会の所管する関係法令に規定する対象手続等を定める国家公安委員会規則等の一部を改正する規則案」に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。

   木村委員より、「オンライン化システムを前提に、国民の負担軽減やコスト削減に繋がる改善を進めていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

   首席監察官から、京都府警察の巡査長による収賄事案に関し、同府警察は、同巡査長を免職処分とするとともに、国家公安委員会の了承が得られれば、監督責任として、地方警務官2名を本部長訓戒等の措置とする予定である旨の説明があり、原案どおり了承した。

   

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)生産性向上特別措置法に基づく新技術等実証計画の認定について

   交通局長から、立ち乗り電動スクーターを大学構内で走行させるなどの、生産性向上特別措置法に基づく新技術等実証計画の認定について報告があった。

   安藤委員より、「実証実験の結果は今後の施策にどう反映されるのか」旨の発言があり、交通局長から、「実証実験の結果を参考にしつつ、既に新技術が導入されている外国での事例や規制などの動きも踏まえ、検討してまいりたい」旨の説明があった。

 

3 その他

(1)刑事局長から、愛媛県警察における誤認逮捕事案について報告があった。

   北島委員より、「関係職員を処分しないのか」旨、木村委員より、「必要な捜査を行っていないことや結果の重さからすれば、関係職員を処分すべきではないか」旨、小田委員より、「取調べにおける発言等が違法ではないと言えるのか」旨、安藤委員より、「監察の対象にするかという検討は行われたのか」旨の発言があり、官房長から、「本件においては、必要な裏付け捜査が行われていなかったほか、鑑定結果も正しく評価されていないなど、捜査は適切なものではなかったと認識している。県警察としては、事案の原因を調査した上で、職員個人の処分は行わないものの、再発防止のための措置を講じたものと承知している」旨の説明があった。

   小田委員より、「愛媛県公安委員会は必要な報告を受けていたのか」旨、安藤委員より、「公安委員会からは具体的にどのような指導や管理が行われたのか」旨の発言があり、刑事局長から、「最終的な調査結果を報告するだけでなく、複数回にわたって報告を行っており、適宜、指摘等を受けていたものと承知している」旨の説明があった。

   小田委員より、「警察庁はどのような対応をとっているのか」旨の発言があり、刑事局長から、「誤認逮捕防止に向けた留意点についての通達を発出するなどしている」旨の発言があった。

 

(2)刑事局長から、最近の暴力団情勢について報告があった。

 

(3)警備局長から、警備情勢について報告があった。

 

(4)小田委員から、韓国・ベトナムへの出張結果について報告があった。