定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和元年11月21日(木)

午前10時00分 〜 午前10時55分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 北島、木村、安藤、小田、川本各委員

栗生長官、松本次長、中村官房長、白川生活安全局長、露木刑事局長、北村交通局長、大石警備局長、彦坂情報通信局長

 

第3  議事の概要

 

1 議題事項

(1)国家公安委員会委員長を代理する者の互選について

国家公安委員会委員長を代理する者の順位について、委員間の互選により、本年12月1日以降、第1順位木村委員、第2順位安藤委員、第3順位小田委員、第4順位川本委員、第5順位北島委員とすることとした。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)分裂した山口組の最近の情勢について

   刑事局長から、分裂した山口組の最近の情勢について報告があった。

 

(3) 運転適性相談の名称変更及び専用相談ダイヤルの運用開始について

交通局長から、運転適性相談の名称変更及び専用相談ダイヤルの運用開始について報告があった。

安藤委員より、「「安全運転相談」への名称変更により、従前より幅広い相談が寄せられることが予想される。それらに対応できるように、医療関係者等も含めて十分な体制を確保するようにしていただきたい」旨、小田委員より、「相談ダイヤルに電話した際に具体的にどのようなことについて対応がなされるのかという点が示されないと、相談してみようという行動に繋がらないと思うので、その点も考慮して広報をしっかり実施していただきたい」旨、木村委員より、「例えば、高齢者からの相談の場合、電話での対応のみなく、面談が必要になることなども考えられるため、電話相談から問題解決に導くための対応のプロセスについても準備しておいた方が良いと思う」旨の発言があり、交通局長から、「ご指摘も踏まえ、相談への対応例等も含めて広報していくことを検討してまいりたい。また、相談件数の状況に合わせ、更なる体制の充実にも引き続き取り組んでまいりたい」旨の説明があった。

 

(4) G20愛知・名古屋外務大臣会合に係る警護警備について

警備局長から、11月22日から23日までの間、名古屋市においてG20愛知・名古屋外務大臣会合が開催される予定であり、これに伴い、所要の警護警備を実施する旨の報告があった。

 

3 その他

(1)生活安全局長から、SNSに起因する子供の性被害防止のための広報啓発活動の推進について報告があった。

 川本委員より、「SNSの書き込みに対して警察からメッセージを送ることは子供を守るためのものであり、躊躇せずに進めて良いと思う」旨、木村委員より、「子供の性被害防止を目的とする取組として、更に進めていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)刑事局長から、FATF相互審査(現地調査)の実施状況について報告があった。

    川本委員より、「リスク・ベース・アプローチに関する我が国の理解は不十分だと認識してきたが、今回の調査においてもその点の指摘を受けているという印象である」旨の発言があった。

    北島委員より、「現地調査においては、仮想通貨交換業者や地方銀行に対してのヒアリングも実施されたか。また、全体の評価の見通しはどうか」旨の発言があり、刑事局長から、「仮想通貨交換業者等についてもヒアリングが行われた。現時点で評価を予測するのは難しいが、財務省が中心となって対応方針の検討が進められていくと承知している」旨の説明があった。