定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和2年5月14日(木)

午前10時00分 〜 午前1025

 

第2 出席者 武田委員長、木村、安藤、小田、北島、櫻井各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、大石警備局長

難波首席監察官

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)人事案件について

官房長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

人事評価を実施した。

 

(2)審査請求に関する情報公開・個人情報保護審査会への諮問について

官房長から、審査請求に関する情報公開・個人情報保護審査会への諮問について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則の一部を改正する規則案について

生活安全局長から、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則の一部を改正する規則案について説明があり、原案どおり決定した。

 

 (4)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)監察の取扱い事案について

   首席監察官から、大阪府警察の巡査による業務上横領等事案に関し、同府警察は、同巡査を免職処分とする予定である旨の報告があった。

   安藤委員より、「本件は若い警察官による事案であるが、警察学校と連携するなどしながら、指導を徹底していただきたい」旨、小田委員より、「警察学校における警察官としての適性の確認等について、しっかりフォローしていただきたい」旨の発言があった。

 

(2)新型コロナウイルス感染症への対応について

警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

木村委員より、「経済情勢の悪化が懸念される中で新手の犯罪が発生することも予想されることから、どのような犯罪が今後発生するかなど、想像力を働かせて対応していただきたい」旨、安藤委員より、「現場における警察官の苦労や好事例を踏まえながら、警察として何をやるべきか、何ができるのかについて十分検討していただきたい」旨、小田委員より、「給付金詐欺等の発生が予想されることから、事前の広報をお願いしたい。また、いわゆる「自粛警察」なる事案が横行しているが、犯罪となる事例もあり得ることから、適切に対応していただきたい。さらに、地方自治体による各種自粛要請については、地方自治体と連携しながらしっかりと対応していただきたい」旨、櫻井委員より、「警察も新型インフルエンザ等対策特別措置法を踏まえて各種対応を行っており、現時点で大きな問題点はないようであるが、事後的には今回の法執行の在り方については検証する必要がある」旨の発言があった。

 

3 その他

(1)本会議は、電話会議方式により開催された。開会時には、各委員の出席を確認し、電話会議方式により会議を実施する旨を告げ、通話状況に異状がないことを確認した。また、会議の終了時にも、通話状況に異状がなかったことを確認した。

 

(2)議事終了後、5月26日をもって任期満了となる北島委員より、「国家公安委員会委員という名誉ある仕事を5年間やらせていただき御礼申し上げる。日本の治安水準は高く、警察活動についての国際的評価も高いが、世の中の移り変わりは激しく、警察の仕事の将来を考えると困難なことも多いと推察される。いろいろと新しいチャレンジを行っていっていただきたい。皆様方の一層の御活躍と御健勝を祈念している」旨の挨拶があった。

   委員長より、「警察活動の国際化が進み、インターポールといった国際的枠組みや地域的枠組みへの参加、さらに、二国間協議も活発に行われ、国境を越えた問題も多数発生している。北島委員からは、これらの問題について、外務省で勤務されていた経験を踏まえた多くの示唆に富む助言をいただいた。また、国際協力の現場としてインドネシア及びシンガポールに出張していただき、国内では県の公安委員会との緊密な連絡との目的の下、37もの道府県に出張していただいた。数々の御活躍に心から感謝申し上げる」旨の送辞があった。