定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和3年1月21日(木)

午前10時00分 〜 午前1045

 

第2 出席者 安藤、小田、櫻井、横畠、木村各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、藤本刑事局長、木交通局長、大石警備局長、砂田情報通信局長

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)四代目福博会及び松葉会の指定の確認について

刑事局長から、四代目福博会及び松葉会の指定の確認について説明があり、原案どおり決定した。

安藤委員より、「指定暴力団の構成員数が減少しているようだが、これについてどのように考えているか」旨の発言があり、刑事局長から、「構成員の減少については、若い世代があまり入らないということのほか、組織実態を不透明化させているなどの要因が考えられる。指定や取締りに当たっては、組織の実態解明が重要であるため、引き続き的確な把握に取り組んでまいりたい」旨の説明があった。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

    官房長から、国会の状況について報告があった。

 

3 その他

(1)交通局長から、自動配送ロボットに関する動向について報告があった。

木村委員より、「運送業者等から見た有用性については理解できるが、安全性やテロへの悪用といった警備上の懸念もあるので、その点はよく検討していただきたい。様々な交通主体が混在している都市部よりも、新たに地域開発をする際に新輸送システムに組み入れて活用を図る方が、危険性も少なく、有用性も発揮しやすいのではないか」旨、櫻井委員より、「仮に道路運送車両法の規制が外されるとしても、道路交通法については実際の路上での安全を確保すべく、自動配送ロボットの動きをよく踏まえた上で検討しなければならない。ドローンと同様に、届出制度やハッキング対策等、安全面での規制や対策は必要であり、届出すら不要ということは考えられない」旨、小田委員より、「政策の方向性は良いと思うが、経済と安全面の両立を目指すことが必要である。この点、有識者が示している意見が適切であり、警察庁から安全面についての意見をしっかり述べていただきたい」旨、横畠委員より、「自動配送ロボットの性能と走行による危険性についてよく確認した上で、自動車並みとするのか自転車並みとするのかなど、その規制の在り方を検討していくことが重要である。また、公道上を走行させるに当たっては、責任の所在が明確にされていることが必要なので、運行を供用する事業者について、最低でも届出制の導入が必要である」旨、安藤委員より、「性急に議論が進んでしまうことを懸念している。有識者による検討や実証実験を充分にした上で、本日議論した問題点等についても制度に反映させるようにしていただきたい」旨の発言があった。

交通局長から、「ご指摘のとおり、安全確保を十分に行うことを大前提に協議してまいりたい」旨の説明があり、長官から、「中長期的に見て公共の安全利益を損なうことがないよう、有識者らのご意見や今後の実証実験の結果等も踏まえてしっかり検討してまいりたい」旨の説明があった。

    

(2)本会議は、委員が各執務室からオンラインで参加する方式により開催された。開会時には、各委員の出席を確認し、オンライン方式により会議を実施する旨を告げ、通信状況に異状がないことを確認した。