定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和3年6月24日(木)

午前10時00分 〜 午前10時35分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 小此木委員長、安藤、小田、櫻井、横畠、宮崎各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、藤本刑事局長、木交通局長、大石警備局長、砂田情報通信局長

河原サイバーセキュリティ・情報化審議官

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)人事案件について

刑事局長から、人事案件について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会における特定秘密の保護に関する規則の一部改正について

警備局長から、国家公安委員会における特定秘密の保護に関する規則の一部改正について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)令和4年度における警察庁組織改正構想について

    官房長から、令和4年度における警察庁組織改正構想について報告があった。

    横畠委員より、「社会インフラとなっているいわゆるサイバー空間を誰もが安全で、安心して利用できるものにするため、警察として何をするのかを所掌事務に明記するよう努力していただきたい。また、捜査権限のほか、情報収集や解析といった犯罪抑止、防犯的な機能もうまく表現してもらいたい」旨、安藤委員より、「技術政策を総括する組織において、司令塔機能が十分発揮できるような組み立てを考えていただきたい」旨、宮崎委員より、「既存の組織に横串を刺すような、全体の基盤となる立体的なイメージでの組織作りが必要である」旨、櫻井委員より、「サイバー事案はグローバルな問題であり、国際間の協調が必要であることから、国が主体として積極的に関わらざるを得ない性質のものである。現在検討されている一定のサイバー事案について捜査を行う組織は、知的な作業を中核とした実践的な組織であり、従来の有形力を行使する部隊とは性質が異なることをよく説明していただきたい」旨の発言があり、官房長から、「対外的には、御指摘いただいたことを含め、分かりやすい説明を心掛けたい。また、サイバーセキュリティの分野では、捜査だけではなく、防犯的なことも非常に重要だと考えており、今後、法改正や予算要求をしっかり進めてまいりたい」旨、長官から、「この組織改正構想は、既存の権限を元に組織を再編し、効率的にサイバー空間の安全を確保していくためのものであることを丁寧に説明してまいりたい」旨の説明があった。

 

(2)監察の取扱い事案について

    官房長から、三重県警察の巡査による窃盗事案に関し、同県警察は、同巡査を免職処分とする予定である旨の報告があった。

 

(3)令和2年における行方不明者の状況について

    生活安全局長から、令和2年における行方不明者の状況について報告があった。

 

(5)新型コロナウイルス感染症への対応について

    警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

    小田委員より、「警察職員の中にも、ワクチンを接種できない人、接種したくない人もおり、そのような方々への配慮をお願いしたい」旨の発言があった。

 

3 その他

  長官から、「オリンピック・パラリンピックの開催にあたり、派遣部隊の職員へのワクチン接種も含め、必要な準備を整え、警備の万全を期してまいりたい」旨の説明があった。