定例委員会の開催状況

 

第1 日 時 令和3年9月16日(木)

午前10時00分 〜 午前11時10

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 棚橋委員長、安藤、小田、櫻井、横畠、宮崎各委員

松本長官、中村次長、露木官房長、小田部生活安全局長、藤本刑事局長、楠交通局長、櫻澤警備局長、砂田情報通信局長

大原審議官(国際担当)

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案に対する意見の募集について

生活安全局長から、消費者被害の防止及びその回復の促進を図るための特定商取引に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令案に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)「新型コロナウイルス感染症等の影響による社会経済情勢の変化に対応して金融の機能の強化及び安定の確保を図るための銀行法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係国家公安委員会規則の整備に関する規則案」に対する意見の募集について

刑事局長から、「新型コロナウイルス感染症等の影響による社会経済情勢の変化に対応して金融の機能の強化及び安定の確保を図るための銀行法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係国家公安委員会規則の整備に関する規則案」に対する意見の募集について説明があり、原案どおり決定した。

 

(3)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)G7内務・安全担当大臣会合の開催結果について

    審議官(国際担当)から、G7内務・安全担当大臣会合の開催結果について報告があった。

    宮崎委員より、「国際的な枠組みでは存在感を示すことが重要であり、コロナ下においても、大臣がリモートで参加されたほか、現地で審議官がサポートしており、今回の対応は良かったと思う」旨、安藤委員より、「児童の性的搾取対策について、産業界の関与・協力が不可欠である旨関係省庁に呼びかけるメッセージを発信したことは非常に意味のあるものであり、今後も課題として取り組んでいただきたい」旨、小田委員より、「児童性的搾取及び虐待への対策について、今回の会議を踏まえ、日本が今後どのような行動を取るべきかお考えを聞かせていただきたい」旨の発言があり、審議官(国際担当)から、「児童性的搾取等の問題は既に世界的に大きな問題になっていて、各国で強力に取り組んでいるが、今回改めて確認することができた。今後、国内体制の整備等について、関係省庁と議論してまいりたい」旨の説明があった。

    棚橋委員長より、「今回、大臣会合にリモートで参加し、児童性的搾取対策についてNGO関係者や参加者の発表を伺い、オンライン上の児童性的搾取対策を強力に推進する必要性を感じた。また、各国とも現下のアフガニスタン情勢に強い関心があり、国際テロ対策における情報共有の重要性を改めて認識したので、これら施策について警察も関係省庁と連携して取り組んでいただきたい」旨の発言があった。

 

(2)令和3年秋の全国交通安全運動の実施について

    交通局長から、令和3年秋の全国交通安全運動の実施について報告があった。

    安藤委員より、「飲酒運転の取組は強化されているが、飲食店関係者等にも理解や協力の輪を広げるなど取組を進めていただきたい。また、自転車の交通違反について、交通安全教室の機会等も含め、自転車利用者への指導を意識して取り組んでいただきたい」旨、宮崎委員より、「今回、夕暮れ時間帯の事故防止に焦点を当てたように、統計を分析して対処方針を決定するというのはエビデンス・ベースドの有効な取組なので、事故防止に繋がるよう期待している」旨の発言があり、交通局長から、「運動期間中、関係機関と共に対策にしっかり取り組んでいくが、一過性のものとならないよう、過去に行った施策も検証しつつ、幅を広げた対策を考えてまいりたい」旨の説明があった。

 

(3)菅内閣総理大臣のアメリカ合衆国訪問に伴う警護警備について

    警備局長から、菅内閣総理大臣のアメリカ合衆国訪問に伴う警護警備について報告があった。

    宮崎委員より、「アメリカがアフガニスタンから撤退したという国際情勢下で開催される会議であることも意識しながら対応していただきたい」旨の発言があった。

 

(4)新型コロナウイルス感染症への対応について

    警備局長から、新型コロナウイルス感染症への対応について報告があった。

 

3 その他

(1)審議官(国際担当)から、第11回ASEAN+3国際犯罪閣僚会議等について報告があった。

 

(2)警備局長から、北朝鮮による弾道ミサイル発射について報告があった。