定例委員会の開催状況

 

 

第1 日 時 令和3年10月14日(木)

午前10時00分 〜 午前10時45分

 

場 所 国家公安委員会室

 

第2 出席者 二之湯委員長、安藤、小田、櫻井、横畠、宮崎各委員

中村長官、小島官房長、緒方生活安全局長、藤本刑事局長、楠交通局長、櫻澤警備局長、砂田情報通信局長

 

第3  議 事

 

1 議題事項

(1)関係行政機関の所管する法律の規定に基づく立入検査等の際に携帯する職員の身分を示す証明書の様式の特例に関する命令案について

刑事局長から、関係行政機関の所管する法律の規定に基づく立入検査等の際に携帯する職員の身分を示す証明書の様式の特例に関する命令案について説明があり、原案どおり決定した。

 

(2)国家公安委員会への意見・要望文書等の措置について

国家公安委員会宛ての電子メール、書簡等について閲覧し、回答を要するか否かの判断を行った。回答を要するものについては、その内容を了承した。

 

2 報告事項

(1)国会の状況について

   官房長から、国会の状況について報告があった。

 

(2)地球温暖化対策計画案について

    交通局長から、地球温暖化対策計画案について報告があった。

    小田委員より、「信号機の関係は、もともと交通安全対策の枠組みの中で予算要求していると思うが、今後、この温暖化対策にからめて予算を獲得できる見込みがあるのか」旨の発言があり、交通局長から、「道交法や社会資本整備重点計画の考え方中には、直接的ではないが、環境対策という観点も含まれており、財政当局においても配慮していただいているものと考えている」旨、長官から、「現在、交通安全施設については温暖化対策という予算の枠はないが、今後の政府方針に基づいて積極的に対応してまいりたい」旨の発言があった。

    安藤委員より、「温暖化対策全体に占める警察関連施策の割合は低いとしても、例えば信号機のLED化によって視認性や耐久性が向上すれば、交通安全対策そのものにもつながり、非常に意義がある」旨の発言があった。

 

(3)「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」に基づく再発防止処分請求に関する警察庁長官の意見陳述について

    警備局長から、「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律」に基づく再発防止処分請求に関する警察庁長官の意見陳述について報告があった。

    安藤委員より、「今後公安審査会の処分請求手続は進むと思うが、この請求手続が進む各段階において、アレフの活動等がどう変化するのかまでも考えているのか」旨、櫻井委員より、「行政指導に従う義務はないため、場合によっては指導が空振りになることになるが、最近はそういう予定調和でない行動をとる主体が増えている。指導に従わなければ処分の手続に進むのは当然であり、適時適切に行っていただきたい」旨、横畠委員より、「このまま手続が進むと、アレフの態度が硬化し、昔のような違法活動やテロ活動のような路線に転ずるおそれもあるので、警察としてもアレフの動きを注視していっていただきたい」旨の発言があり、警備局長から、「御意見を受け止めて、しっかり対応してまいりたい。アレフの活動が今後どうなるかについては、警察の立場で情報収集、実態解明を行いつつ、特に違法行為に対しては、厳格に取り締まりをしていきたいと考えている」旨の説明があった。

 

3 その他

(1)警備局長から、機動隊の派遣に係る訴訟の判決について報告があった。